月刊バスケットボール6月号

NBA

2022.06.30

馬場雄大がNBA王者ウォリアーズでサマーリーグロスター入り

 NBAゴールデンステイト・ウォリアーズのミニキャンプ参加が伝えられていた馬場雄大が、日本時間6月30日未明に行われたチームの会見に登場した。NBA公式サイトで発表されているウォリアーズのサマーリーグロスターにも名を連ねている。馬場はサンフランシスコ入りして3日目。キャンプはこの日が初日とのことで、サマーリーグでヘッドコーチを務めるセス・クーパー氏のほか馬場を含むウォリアーズのキャンプ参加メンバー11人がメディアとの質疑に応じた。


プレーヤーでは6番目に姿を見せた馬場は見慣れた18番のジャージーをまとい、現地記者たちからの質問にも流ちょうな英語で回答していた。以下は月バス.comとのやり取りだ。

 


――今回サマーリーグでロスター入りできるかどうかまで把握していませんでしたが、プレー自体はもちろん、ターミノロジーやコミュニケーションなど、難しい点もあるかと思います。何が一番のチャレンジでしょうか?


そんなに難しいことはないです、現時点では。いかに自分のプレーができるかということに集中しているので、そんなに難しいと思ってやってはいないです。


――オーストラリアでも日本でもチャンピオンになっていますが、NBAチャンピオンチームから受ける特別なモティべーションや刺激はありますか?


そうですね、もちろん刺激はあります。昨シーズンの優勝チームですし。でもその前に自分にフォーカスすべきだと思っているので、自分がコートで何をできるかをまず一番に考えてやっています。


――日本でもオーストラリアでも、Gリーグでも、ディフェンス面で力を発揮できていたと思います。しかしオフェンスでも求められるレベルが高いと思います。そこで成功するために必要なもの、加えたいものは何だと感じていますか?


落ち着いて状況判断することですね。やっぱりピックアンドロールを使った後だったり、ドライブにいった後の状況判断、パスのさばき方一つにしてもそうです。冷静さからそういったものが生まれると思うので、気持ちの部分でしっかりやっていきたいと思います。

 


キャンプ初日の内容について、海外でのスピードやフィジカルの強さに慣れている馬場は「楽しめている」とも話した。サマーリーグで活躍することができれば、ウォリアーズの一員としてNBA Japan Games 2022 Presented by RAKUTENでプレーできる可能性もあり、現地記者からはその点に関する質問もあったが、「できればロスターに入りたいですね(I hope I could make the roster)」と意欲的。落ち着いた様子の馬場からは自信が感じられた。

 

 ウォリアーズのサマーリーグは日本時間7月3日(日=北米時間2日[土])にホームとするチェイス・センター(カリフォルニア州サンフランシスコ)で行われるサクラメント・キングスとのホームゲームで幕を開ける。

 

ウォリアーズのサマーリーグ・ロスター(NBA公式サイト内の関連記事=英語)

NBAサマーリーグ日程(2022 California Classic Summer League)


取材・文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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