月刊バスケットボール5月号

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2022.06.29

町田瑠唯ブザービーター・レイアップと3Pショットで5得点、チームハイの5アシスト - ミスティクスは18点差の快勝

 WNBAワシントン・ミスティクスの町田瑠唯が、日本時間6月29日(北米時間28日)に行われたアトランタ・ドリームとのホームゲームに出場し、5得点、1リバウンド、5アシスト、2スティールを記録する活躍で92-74の勝利に貢献した。町田は開幕から22試合連続出場。チームは首位のラスベガス・エイセズをアウェイで倒した前試合に続く連勝で、通算成績を13勝9敗(勝率.591)として首位に3ゲーム差の5位にとどまっている。

 


町田は第1Q残り2分50秒にコートに入ると、その約1分後にドライブ&キックからナターシャ・クラウドの3Pショットをアシスト。クォーター終了間際には、速攻で長いパスをインターセプトされ逆襲を食らう場面があったが、積極的なトライに続いた直後の残り4秒間は「ルイ・タイム」。インバウンドパスを受けてフルコートをフルスピードのドリブルで駆け上がり、ブザービーターとなるレイアップで初得点を記録してきっちりミスを取り返すとともに、チームを勢いづけた。


第3Qには残り1分23秒に、町田を“ベスティー(親友)”と呼ぶマイシャ・ハインズ-アレンからのパスを受けて左コーナーから3Pショットも成功。このクォーター終了間際には執拗なピック&ロールディフェンスで、ドリブラーからローラーへのパスをインターセプトする好ディフェンスも見せた。第4Qにもアシスト3本を加えた町田は、日本時間6月6日(北米時間5日)のシカゴ・スカイとの一戦以来10試合ぶりに得点とアシストがともに5を超える3度目の試合とすることができた。町田の5-5ゲームはWNBA入り後3度目のことだ。

 


また、町田が3Pショットを決めたのも同じスカイとの一戦以来。この一撃で73-46と点差が27に開いた後にドリームが要求したタイムアウトでは、シャトリ・ウォーカー-キンブローやクラウドらチームメイトが笑顔でバンプして町田を迎えるシーンも。試合後の会見ではマイク・ティボーGM兼HCも「That was awesome!(見事でしたね!)」と笑顔を見せていた。


町田はここまでの22試合で平均2.1得点、1.4リバウンド、2.8アシストのアベレージ。アシストはリーグ33位、またアシスト対ターンオーバー比(A/TO)2.03はリーグ30の成績だ。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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