月刊バスケットボール6月号

U16女子日本代表が日韓戦で快勝- FIBA U16女子アジア選手権2022で開幕2連勝

 バスケットボールのU16女子日本代表が、FIBA U16女子アジア選手権大会2022ディビジョンAで好調の波に乗っている。初日のインドに対する勝利に続き、6月25日の大会第2日には、東アジアのライバル国である韓国を相手に82-51と31点差をつける快勝。この時点で暫定ながらグループAのトップに立っている。

 


U16女子日本代表は韓国に勝利して今大会2勝目を手にした(写真/©FIBA.U16Asia)


☆FIBA U16女子アジア選手権2022ディビジョンA第2日、日本代表試合結果
韓国 51(19 12 12 08)
日本 82(20 23 22 17)
日本トップパフォーマー
上野心音(聖和学園高校3年) 14 得点、フィールドゴール成功率100.0%(4本の成功すべてが3Pショット)、2リバウンド、2アシスト
田中こころ(桜花学園高校2年) 13得点、3P成功率100.0%(2本中2本成功)、2リバウンド、6アシスト、1スティール
八木悠香(京都精華学園高校2年) 12得点、フィールドゴール成功率60.0%、8リバウンド、2アシスト、5スティール
黒川心音(桜花学園高校2年) 9得点、3リバウンド、7アシスト、1スティール
深津唯生(桜花学園高校1年) 7得点、10リバウンド、2スティール、1ブロック

 


3Pショット2本成功を含む13得点を挙げた田中こころ(写真/©FIBA.U16Asia)

 


この試合は第1Qこそ接戦だったが、日本はディフェンスとリバウンドから徐々にペースをつかみ、第2Q以降は主導権を握って乗り切った。韓国はターンオーバーが34本。また日本はリバウンドで50-37と優位に立ち、セカンドチャンスでの得点で20-6と圧倒できたことが大きかった。また3Pショットに関して、4本すべてを成功させた上野をはじめとしてチーム全体で39.1%(23本風9本成功)と高確率を残したことで、悠々と勝利をつかむことができた。


日本代表は大会第3日目の6月26日に、今大会で世界ガールズランキング最上位(世界2位)のオーストラリアと対戦する。オーストラリアは今大会で最も平均身長が高く、最長身200cmのサラ・ロックポートを擁する大型チームで、25日の大会初戦では同じく高さのあるニュージーランドに対してペイントで60得点を奪い、77-57で勝利しているチーム。日本は間違いなくこの高さにいかにして対峙するかがカギ。スピードを生かしていかに楽しんでプレーできるか注目だ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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