月刊バスケットボール5月号

【IH東京都予選】男子は実践学園と八王子学園八王子、女子は明星学園と八雲学園が出場権獲得

 6/24から始まった4チームによる東京都インターハイ予選の決勝リーグ戦。東京はインターハイ枠を男女で各2枠ずつ持っているが、明日26日の最終日を待たずに、男子は実践学園と八王子学園八王子、女子は明星学園と八雲学園が、それぞれ2勝を挙げ全国大会への切符を手にした。

 

 このうち男子の実践学園は、24日の國學院久我山戦に73‐58、本日25日の成立学園戦に75‐71で勝利。味方を生かすプレーをベースとしつつも自らも得点する能力の高い#0堀内星河を中心に、高さのある#15江川晴、#17横山蒼太、スピードのある#37南澤空、#84岡田新などが躍動。攻守にバランスの良さを見せての出場権獲得となった。

 

 そして八王子学園八王子は、205㎝の留学生2人(#2サニャン ウセイヌ、#5ンジャイ ムハマドゥ ムスタファ)を擁するのがポスト付近での強さとなっているが、アウトサイドから高確率でシュートを射貫く#11北見凛太朗の存在も見逃せない。また力強くリングへアタックする#10八重沢連、#13吉田叶貴の頼もしさ、#6管野希一、#9栗田光のスピーディなゲームメイク力も魅力だ。昨日は成立学園に僅か1点差の勝利(87‐86)で、本日の國學院久我山戦も前半を終えて35‐35の同点だったが、後半に振り切って74‐63で勝利した。

 

 女子の明星学園は、関東大会で優勝している力を存分に見せ、昨日は佼成学園女に112‐56、本日は東京成徳大に102‐66で勝利。195㎝のアダム アフォディア、スピードのある#18池田凜が頼もしいプレーを見せるが、注目は背番号の1桁台が6の#16鶴丸聖奈、#26赤石和霞、#46日部瞳、#76梅村成理の4選手。ディフェンス、オフェンスで質の高いプレーを見せ、隙あらばどんどん得点。それが今回の100点ゲームにつながっている。

 

 女子のもう1校の八雲学園は、関東大会予選では東京成徳大に1点差で敗れて3位だったが、このインターハイ予選決勝リーグ戦では初日にその東京成徳大に76‐60で勝利し、本日2日目は佼成学園女を85‐44で下しての出場権獲得。絶対的なエース#4藪未奈海が落ち着いたプレーを見せたことで、#5山田優歩、#6原英未、#7タンジャ マロ ナオミ、#8田中愛聖もしっかりと持ち味を発揮。高木優子コーチも「関東大会のときよりも5人のバランスが良くなっている」とチームの成長を感じている。

 

 明日26日は、東京1位をかけて上記4チームが直接対決する。男子は接戦になる予感、女子は明星学園にどこまで八雲学園がプレッシャーをかけられるかがポイントとなるだろう。

 

 

取材・文・写真/高木希武(月刊バスケットボール)



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