『INSIDE AKATSUKI』で女子U16日本代表の直前合宿に密着!
『INSIDE AKATSUKI』とは、バスケットボール日本代表に密着し、普段はなかなか見られない選手たちの内側の一面を紹介する映像コンテンツ。活気あふれる合宿の練習模様や、コート外でリラックスしながら話す選手たちの姿を見ることができる。
今回は「FIBA U16女子アジア選手権大会 ヨルダン2022」(6月24〜30日)に向けて直前合宿を行う女子U16日本代表に密着し、大会に懸ける選手たちの意気込みなどが紹介されている。
東海大会や九州大会などのブロック大会を土日に終え、6月20日(月)から実施された国内最後の強化合宿。映像は、合宿最初のミーティングの場面から。村井幸太郎チームリーダー(広島皆実高)より、司令塔の黒川心音(PG/164cm/ 桜花学園高2年)がキャプテンに任命される。「短い期間だけどしっかりとチームでまとまって、優勝を目指して頑張りましょう!」という黒川の力強いコメントに、拍手を送るチームメイトたち。
練習会場に到着すると、そこには恩塚亨女子日本代表ヘッドコーチの姿が。「三井不動産カップ2022女子国際強化試合」(vs.トルコ)を終えた翌朝にもかかわらず、「シンプルに応援したいという思いです。選手もスタッフも仲間なので」と駆け付けたそうだ。「自分が持っているものを出し切れた、という大会になるように心から応援しています。頑張ってください」という恩塚コーチからの激励を受けて、選手たちは午前中の練習をスタートする。
世界との戦いを見据え、薮内夏美ヘッドコーチは「相手からぶつかってくるのではなく、自分からぶつかっていくことが大事」とコンタクトの重要性を指導。新たなフォーメーションを取り入れるなど、急ピッチでチームプレーを構築していく。
薮内ヘッドコーチいわく「女子日本代表は『一気通貫』ということで、A代表がやっているエッセンスを(アンダーカテゴリーにも)落とし込んで、次のカテゴリーに行っても順応できる考え方やマインドをしっかり伝えていかなければいけないと思っています」。練習を見学する恩塚コーチとも意見交換をしながら、先を見据えた強化を図る。「やはりこの世代は大事な世代なので、バスケットの新しいスキルや戦術はもちろんですけど、一番は自己肯定感とか自己受容。『バスケットをやっている自分、イケてるんだ』と思ってもらいたい。この年代が持つ『らしさ』をどれだけ出せるかが、私の仕事だと思っています」と語る薮内ヘッドコーチ。
午前の練習を終え、上野心音(GF/176cm/聖和学園高3年)は「久々に集まったので、ちょっとぎこちないところはあると思うんですけど、午後の練習では息を合わせて頑張りたいと思います」とコメント。12名の代表は3年生2人、2年生9人、1年生1人というメンバー構成のため、「自分は3年生で先輩なので、自分から声をかけたりして、みんなでつながれるように」と意識しているそうだ。
昼食後の休憩中、チーム最年少の深津唯生(PF/179cm/桜花学園高1年)は、隣に座っていた山田英真(PF/178cm/桜花学園高2年)について「めっちゃ優しいです。結構気にかけてくれます」と評する。自らのアピールポイントについて「たくさん走ってリバウンドを取ることです」と語る山田。また、八木悠香(F/176cm/京都精華学園高2年)は「腕の長さを生かしたリバウンドやドライブを見てほしいです」と言う。
午後も、短い時間ながらエネルギーにあふれた練習が実施された。練習後には、広島皆実高コンビの三次真歩(PG/171cm/3年)と大上粋奈(PF/180cm/2年)を直撃インタビュー。同じ広島皆実高男子部の梶谷崇太も出場した「FIBA U16アジア選手権大会2022」に大きな刺激を受けたようで、「すごかったです。(準優勝した男子に)自分たちも負けないように優勝を目指して頑張ります」と三次。
宿舎への移動のバスの中、榎本麻那(PG/175cm/岐阜女高2年)は「だんだん試合に向かっていっているなと感じました」と練習の印象を語る。PGにコンバートしてまだ半年ほどの榎本は、慣れないポジションに苦労しながらも急成長中。「絶対優勝します」と力強く意気込みを語る。
「みんなすごくて吸収することがたくさんあるので、しっかり吸収して自分もチームに貢献できるように頑張っていきたいです」と語るのは、東紅花(SG/159cm/福岡大附若葉高2年)。159cmという身長はチームで最も小さいが、アグレッシブなディフェンスと3Pシュートが持ち味の選手だ。「この身長でも代表に選ばれてプレーできるということを、みんなに伝えていけるように。小さくてもスピードで相手を圧倒したり、3Pシュートなど得意な部分を見せていけたらと思っています」と言う。
一方、チーム最長身の福王伶奈(C/193cm/桜花学園高2年)は出発を前に「眠れるか分からないくらい楽しみです」とのこと。「ゴール下でほかの国の選手と頑張って渡り合えるようになるので、応援よろしくお願いします!」と笑顔を見せる。
翌日、出発を前に体育館に集合。残念ながらコンディション不良により欠場することになった堀内桜花(PG/165cm/京都精華学園高2年)から「自分も日本でみんなと一緒に戦っているつもりでいるので、頑張ってください」とエールが送られた。薮内ヘッドコーチは堀内のユニフォームをベンチに掲げることを誓い、国内最後のハドルは堀内の「1・2・3!」「JAPAN!」の掛け声で一致団結。
6月21日、決戦の地・ヨルダンに向けて出発。上位4チームに与えられる「FIBA U17ワールドカップ ハンガリー2022」への出場権、そしてアジア女王の座を目指し、若き女子U16日本代表の戦いがいよいよ始まる。
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