月刊バスケットボール5月号

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2022.06.11

町田瑠唯14試合連続出場、ミスティクスは今シーズン9勝目

 町田瑠唯が所属するワシントン・ミスティクスは日本時間6月11日(北米時間10日)にミネソタ・リンクスとのアウェイゲームに臨み、76-59で勝利。町田は9分47秒の出場で2得点、1リバウンド、1アシストを記録した。

 


町田は開幕から全14試合に出場し、平均2.6得点、1.8リバウンド、3.4アシストのアベレージ。アシストがなかった試合はここまで1試合のみだ。ミスティクスは2連敗の後の2連勝で今シーズンの通算成績を9勝5敗(勝率.643)とし、リーグ4位につけている。


町田はこの試合で、15-7とリードした第1Q3分31秒に登場し、シャトリ・ウォーカー-キンブローのドリブルドライブをアシスト。第3Q残り4分12秒に再びコートに入ると、残り3分10秒にティアナ・ホーキンスとのピック&ロールでフリースローライン付近に攻め込みミドルジャンパーで初得点を記録した。第4Q終盤にも出場した町田は1リバウンドを記録して試合終了までプレー。今シーズン2番目に少ない出場時間ながら、ターンオーバーもなく堅実かつ積極性が感じられる内容だった。試合前の会見では、マイク・ティボーGM兼HCが町田の得点への意識について「今、それが一番大事なところ(That's the biggest thing there right now)」と話していたが、オープンの味方にパスを配給するとともに2度の3Pアテンプトもあり、その期待にも一定以上応えたと言えそうだ。ティボーGM兼HCは「ボールを持った時のアグレッシブさが増してきています(I mean that the biggest thing there right now. She’s starting to be more aggressive with the ball now)」とも話しており、町田としては確率を高めたいところだろう。


町田とミスティクスの次戦は日本時間6月13日(月=北米時間12日[日])のフェニックス・マーキュリーとのホームゲーム。過去に萩原美樹子(現東京羽田ヴィッキーズHC)と大神雄子(現トヨタ自動車アンテロープスHC)が所属した日本とゆかりの深いチームと、今シーズン初の対戦となる。

 


取材・文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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