月刊バスケットボール5月号

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2022.06.01

町田瑠唯WNBA10試合目は4アシストで勝利に貢献

 町田瑠唯が日本時間6月1日(北米時間5月31日)に、WNBAワシントン・ミスティクスでの10試合目となるインディアナ・フィーバーとのアウェイゲームに臨み、13分28秒の出場で2リバウンド、4アシスト、2スティールを記録して87-75の勝利に貢献した。町田は無得点だったものの、出場した時間帯にはチームを勢いづける活躍を見せた。

 

 ベンチスタートだったこの日の町田は、13-19の劣勢だった第1Q残り3分4秒にコートに入るとクォーター終了までの短い時間に1リバウンド、2アシスト、2スティールを記録。そのまま第2Qもスターターとしてプレーし、クォーター開始早々にエレーナ・デレ・ダンの3Pショットもアシストした。この間にミスティクスは12-3ランで25-23と逆転に成功している。

 


後半は60-56とリードして迎えた第3Q残り2分58秒からの登場で、アシストとリバウンドを1本ずつ加えて堅実にリードを維持。マイク・ティボーGM兼HCは試合後の会見で、この試合での控えメンバー全体の活躍を高く評価するとともに、町田についても「ルイは良いペースを生み出していましたね」とコメントしていた。


ミスティクスはこの勝利でシーズン通算成績が7勝3敗(勝率.700)。本稿執筆時点で対戦中のラスベガス・エイセズ(8勝1敗、勝率.889)、コネティカット・サン(6勝2敗、勝率.750)とともにリーグの上位を争っている。町田はここまでの10試合すべてに出場し、平均2.8得点、1.8リバウンド、3.3アシスト、0.5スティールのアベレージ。28日のコネティカット・サンとの一戦でエリザベス・ウィリアムズのレイアップをノールックのフックパスでアシストしたプレーが、WNBAの週間トップ10プレーの第5位にランクインするなど、このリーグで十分活躍できることを示してデビュー初月を締めくくることとなった。

 


(月刊バスケットボール)



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