月刊バスケットボール5月号

【NBAのアレコレvol.41】現役で30得点、30リバウンドを記録したことがある2人の選手は?

 月バス.com限定配信の「NBAのアレコレ」。今回は41弾をお届けします。「NBAをこれから見はじめたい!」「NBAについてもっと知りたい!」というアナタへ、月バス編集部が毎週一つずつNBAにまつわるマメ知識をQ&A方式で出題! 「これは知っているよ」というライトなものから「へぇ~」と思わず口にしてしまうようなディープなものまで幅広く紹介していきます!

 

 前回のお題は「現役で30得点、30リバウンドを記録したことがある2人の選手は?」でした。

 

 正解は…

 ケビン・ラブ(キャバリアーズ/記録当時・ウルブズ)

 ドワイト・ハワード(レイカーズ/記録当時・ホーネッツ)

 

 現代のNBAにおいて最高のリバウンダーといえばアンドレ・ドラモンドの名が挙がりますが、2010年代前後の名リバウンダーといえば、ハワードとラブでした。ハワードは08、09、10、12、13年の5度リバウンド王を獲得。ラブは11年にリバウンド王を獲得しています(リバウンダーとしての全盛期がハワードと被ったため、複数受賞ならず…)。それぞれ08年から14年までの平均リバウンドを比べるとハワードが13.3本、ラブが12.2本という驚異的なものでした。

 

両選手ともに全盛期には支配的なインサイドプレーヤーとして大活躍した

 

 そんなハワードとラブですが、この両選手は30得点、30リバウンド以上を記録する偉業を成し遂げました。10年11月12日のウォリアーズ戦で同記録を達成したラブは、この試合で31得点、31リバウンドを記録しました。この記録は1982年のモーゼス・マローン(元シクサーズほか)が達成して以来、実に28年ぶり。

 

 ハワードが記録達成を果たしたのはラブの8年後。当時ホーネッツに所属していたハワードは18年3月21日のネッツ戦で32得点、30リバウンド(内オフェンシブ・リバウンド11本)を記録し、健在ぶりをアピールしました。また、ハワードの関しては出場時間が34分と、マローン(44分)とラブ(40分)よりも大幅に少ない中での記録達成とあって、その記録の価値は高いです。

 

 現在は各所属チームで主力として活躍している両選手ですが、当時ほどのインパクトありプレーを見ることは少なくなりました。ただ、この2選手がNBAの歴史に残した爪痕は、この怪記録を見れば一目瞭然でしょう。

 

では、今回お題は…

 

Q.ヨーロッパ出身選手史上初めてのNBAファイナルMVP受賞者となった選手は?

ヒント…昨年来日を果たした名ポイントガードです

 

 答えはうんちく、第42回のお題と共に6月19日(金)公開!

 

(月刊バスケットボール)



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