月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2017.05.23

5.27の舞台に立つのは川崎と栃木! いよいよBリーグは最終章へ

Bリーグ初年度のファイナルの舞台に立つのはいったいどこだ――。 5月19日〜21日にBリーグチャンピオンシップ(CS)のセミファイナル(SF)が行われ、会場となった川崎市とどろきアリーナとブレックスアリーナ宇都宮では白熱した試合が展開された。

19、20日に実施された川崎vsA東京は、初戦でCSに入って好調の#7篠山が23得点を挙げる活躍で攻撃を引っ張り、84-76で勝利。 しかし翌日の第2戦はA東京が意地を見せる。 序盤からきっ抗した展開となり、川崎は#7篠山、#22ファジーカス、A東京は#24田中や#2ギャレットが得点を重ねる。終盤にはギャレットと#23エアーズが3Pシュートを集め、78-77で接戦を制し、勝負の行方は第2戦直後の第3戦(前後半5分)に持ち越された。 その第3戦で強さを発揮したのは川崎だった。 ファジーカス、#12スパングラーの2枚看板が26得点中22得点を記録し、川崎がファイナルに駒を進めた。 川崎の対戦相手を決める、栃木vs三河は20,21日に開催された。 初戦は栃木が堅いディフェンスとバランスの良いオフェンスで、先勝する。 第2戦、後がない三河は#6比江島、#14金丸の両翼が大活躍。 一方栃木は第3Q終了時に19点のビハインドを負うが、#13渡邉、#24ブレントン、#27熊谷の活躍で猛追。 それでも三河が65-63で逃げ切り、こちらも第3戦に突入することに。 勝てばファイナルとなる第3戦、先に主導権を握ったのは三河だった。 ここでも金丸が難しい体勢からシュートを決め、#21エドワーズが速攻でダンクをたたき込むなど、残り30秒で14-12で三河リードと、栃木にとっては苦しい展開に。 だが、栃木は諦めていなかった。 三河の判断ミスに乗じ、#9遠藤の速攻で14-14の同点に。 そして残り5秒で迎えた最後の攻撃、セットプレイから#32ロシターがシュートをねじ込み、14-12で栃木が劇的な勝利を挙げた。

「『俺にボールをくれ』と言った」とロシターは試合後に明かした。 そして#0田臥もファンに向けて、「このホームコートで戦えたことが勝てた要因でした。(ファイナルは)チーム全員、そして皆さんと一緒に挑みたいと思います」と言い、会場を盛り上げた。 これで5月27日(土)に国立代々木競技場第一体育館で行われるファイナルは、川崎と栃木の対戦となった。 なおファイナルはフジテレビ系列の地上波を含め、スポナビライブ(インターネット配信)、スカパー!Bリーグセット(FOXスポーツ&エンターテイメント、J SPORTS(衛星放送)、NHK(BS-1)でも観戦可能。 日本バスケットの歴史が変わった年の締めくくり、後世に語り継がれる最後の瞬間の証人になろう!



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