3×3女子日本代表おめでとう!! やったぜOQT3位で東京オリンピック出場権獲得!!

準決勝 日本14-15フランス
FIBAランキング1位のフランスに対し日本は序盤から小差の先行を許す展開。馬瓜のフリースロー、山本のレイアップなどで追いついては再び1点、2点を先行され、なかなかリードを奪えないまま終盤に突入した。12-14と2点を追う残り39.9秒に馬瓜がフリースローを1本決め、残り20秒に山本のレイアップで追いついたが、残り9秒にマリー-イブ・バジェにドライビング・レイアップで決勝点を奪われてしまった。
日本はこの試合で2Pショットが0/9。終了間際には山本がオープンで逆転ブザービーターを放ったが、惜しくもリングに嫌われた。

 

西岡はフランスを相手に4本のフィールドゴールのうち3本を成功させた(写真©/fiba.basketball)


馬瓜ステファニー 9得点(1P 4/4、2P 0/1 FT 5/6)
篠崎 澪 0得点(1P 0/3、2P - FT -)
西岡里紗 3得点(1P 3/4、2P 0/3 FT -)
山本麻衣 2得点(1P 2/3、2P 0/5 FT 0/1)

 

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3位決定戦 日本20-18スペイン
オリンピック出場権をかけた今大会最後の試合。日本は先制点を奪われたが、馬瓜のレイアップで同点に追いつくと篠崎の2Pショットで3-1と先行。中盤から後半にかけて、高さのあるスペインにペースを奪われ残り2分を切って12-17と劣勢に立たされた。しかし日本は落ち着きを失わず、篠崎のドライビング・リバースレイアップ、山本のレイアップで14-17と追いすがった。

 スペインはなおも1点を加え残り1分5秒の時点で日本は14-18と厳しい状況に追い込まれた。しかし勝負の残り1分から馬瓜のツーピース、残り30秒の山本のドライブで17-18とすると、厳しいディフェンスが奏功して残り11.4秒にスペインがショットクロック・バイオレーションを犯し、チャンスが訪れた。ボールを奪い返した日本は、残り6秒に篠崎が同点レイアップを決めて18-18とし、延長戦に持ち込んだ。
延長では日本はスペインに得点を許さず、山本がフリースローを1本成功させた後、馬瓜がブザービーターとなるレイアップで20-18として勝負あり。その馬瓜をはじめ、プレッシャーのかかったビッグゲームでゲームハイの9得点を記録した篠崎の勝負強い活躍、スペインの高さを前に体を張ったプレーで貢献した西岡、スピードでスペインのディフェンスをたびたび切り裂いた山本と、4人の力が結集された価値ある勝利だった。女子日本代表は実力でオリンピック出場権を獲得。世界のトップを狙える位置に立っていることを証明してみせた。

 

馬瓜は終盤に追撃のツーピース、そして日本の3×3バスケットボール史上最も重要なショットと言える決勝レイアップを決めた(写真©/fiba.basketball)


馬瓜ステファニー 5得点(1P 3/8、2P 1/1 FT -)
篠崎 澪 9得点(1P7/8、2P 1/3 FT -)
西岡里紗 0得点(1P 2/2、2P 0/1 FT -)
山本麻衣 6得点(1P 3/4、2P 1/2 FT 1/2)

 

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文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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