月刊バスケットボール6月号

NBA

2022.11.10

NBAレブロンが4Q中盤に足を引きずってコートをあとに。“明日検査をする”と試合後にコメント

 

【左足、股関節とケガを抱えるレブロン】

 

現地11月9日、この日の注目カードとなったレイカーズとクリッパーズによるLA対決は、クリッパーズが114-101で勝利した。これでレイカーズは2勝8敗に(ウエスト15位)。気になるのはレブロン・ジェームズ(レイカーズ)のケガで、4Q中盤に左足を引きずりながら、コートを後にしている。

 

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これでチームは4連敗、平均得点はリーグ28位(107.0)、平均失点はリーグ26位(116.1)という状況で現状、光が見出せない。この日、チームトップの30得点をマークしたレブロンは、左足の痛みで7日のジャズ戦を欠場(116-139で敗戦)。さらにその前3試合では、3Pシュートが16本中1本成功のみとシュートが当たっていない。左足、股関節と体は満身創痍のようだ。

 

試合後の会見では、「ケガ以外は、全体的に良い感じだよ。明日、写真を撮って、そこから判断する。プレー中に激しいことはしていない。着地した時、股関節に少しけいれんか緊張は感じた。すぐに次のプレーで出たいと言ったんだけどね」と語ったジェームズ。左足の問題もあるが、懸念されるのが股関節の問題。検査をして長期欠場となったら、レイカーズが浮上するきっかけを掴むことはより難しくなってしまう。

 

過去には2018年12月25日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で左股関節を痛めて17試合欠場を経験しているが、「その時ほどひどくはない」と語っているのは一つの救いかもしれない。

 

「あなた方は、私がシーズンの全試合を欠場したかのような感じでいるが、私は1試合欠場しただけ。正直言って、もしプレイオフだったら、足の調子が悪くてもプレーを続行していただろう」「たくさんの逆境があった。これまでも高いレベルでプレーすることに心血を注いできた。今夜も本当にうまくいっていたと思う。でも、NBAのシーズンというのは、そういうもの。ちょっと覚悟が必要だ」と語ったジェームズ。

 

今季は、レイカーズのレジェンド、カリーム・アブドゥル=ジャバーが持つ歴代最多得点(38,387)超えを狙うシーズンでもある(ジェームズは現在37,311)。ファンのため、レイカーズのためにも、また記録のためにもプレーが続行できる状態であることを祈りたいところ。続報に注目である。

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 



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