月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.10.28

NBAナッシュがヘッドコーチとして初の退場処分「仲間のために立ち上がっただけ」

 

【ナッシュがヘッドコーチとして初の退場】

 

現地10月26日(日本時間27日)、ブルックリン・ネッツのスティーブ・ナッシュヘッドコーチ(HC)は、ミルウォーキー・バックス戦でヘッドコーチとして初の退場処分を受けた。

 

【動画】ナッシュHC、2度のテクニカルファウルで退場したシーンがこちら

 

問題のシーンが起きたのは3Q中盤。残り4分35秒、バックスのヤニス・アデトクンボがコーナー方向にドリブルしていくところで、ディフェンスのパティ・ミルズ(ネッツ)が接触して転倒。ノーファウルという判定だったが、ナッシュHCはこのプレーに対して“ファウルだろ?”と両手を前に出して審判にジェスチャーしている。

 

その後、ウェスリー・マシューズ(バックス)のシュートが外れ、ケビン・デュラント(ネッツ)がリバウンドを取ったところで、レフェリーの笛が鳴り、ナッシュのテクニカルファウルがコールされる。直後、ナッシュがレフェリーに詰め寄って抗議をしたことで、2度目のテクニカルファウルがコールされて、退場となった。

 

試合後、ナッシュはアデトクンポのヒジがミルズのノドに入ったと思っての抗議だったと語り、「仲間のために立ち上がっただけ」とコメントしている。

 

ハーフタイムでは55-43とネッツがリードしていた試合だったが、ナッシュHCが退場となった3Q終了時で76-78と逆転を許すと、99-110とネッツは敗れている。

 

なおこの試合、渡邊雄太(ネッツ)は7分37秒のプレータイムで、3Pシュートを含めて5得点と今季初得点をマークしている。

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 



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