月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.10.26

NBAトンプソン、キャリア初の退場処分。サンズ戦でブッカーと衝突

 

【トンプソンがまさかの退場処分】

 

現地10月25日、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、フェニックス・サンズ戦の3Q、テクニカルファウルを2度コールされ、キャリアで初めて退場処分を受けた。トンプソンは2011-12シーズンでデビューして以来、レギュラーシーズンで650試合、NBAプレイオフで145試合、一度も退場したことがない。

 

【動画】トンプソンの退場シーン&直前にあったブッカーとの衝突シーンをチェック

 

フェニックスで行われたロードの試合、ウォリアーズはハーフタイムで66-72とリードされていた。迎えた3Q、まず残り10分18秒、ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)がゴールにアタックし、ディフェンスと接触して転倒。ノーファウルの判定にレフェリーに文句を言ったことでテクニカルファウルをもらうと、この判定に対して不服な態度を示したスティーブ・カーヘッドコーチもテクニカルファウルをコールされる。

 

続いて残り7分53秒、クリス・ポール(サンズ)もコールに対して文句を言ってテクニカルファウル。さらにその約30秒後にディアンドレ・エイトン(サンズ)もテクニカルファウルを吹かれてしまう。このタイミングでトンプソンは、デビン・ブッカー(サンズ)と言い争いをしている。

 

すると残り6分31秒、サンズがタイムアウトをコールしたタイミングで、トンプソンとブッカーは肩をぶつけてトラッシュトーク。両者にテクニカルファウルがコールされる。一度、ベンチのほうに向かったトンプソンだったが、興奮は収まらず。レフェリーに対して何かを言ったところで2度目のテクニカルファウルをコールされて退場となった。

 

トンプソンが退場となったウォリアーズは、105-134で敗れて今季2勝2敗に。思い返せば、開幕直前にはグリーンがジョーダン・プールを殴るというトラブルも発生している。昨シーズンの王者ウォリアーズに暗雲が垂れ込めているのか。今後の戦いにも注目である。

 

文/広瀬俊夫(月バス.com)

 



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