アメリカのスラングに聞こえると話題に

現地10月4日と6日に行われたエキジビションゲーム、NBA下部リーグ所属の「NBAGリーグ・イグナイト」対フランスの「ルヴァロワ＝ペレ・メトロポリタンズ92」はいずれもメトロポリタンズ92が勝利となったが、思わぬところで話題が巻き起こった。それがスティーブ・ホー・ユー・ファットというフランス人選手の名前である。

【SNS】ホー・ユー・ファット＆ジャージーをゲットしたオニールをチェック

スポーツ専門チャンネルESPNで放送された10月4日の試合、4Q残り9分半というところでアナウンサーが「ここでホー・ユー・ファットの3Pシュート！ ここで私が言ったのは選手の名前ですからね。決して私にツイートしてこないでください」と実況。これに解説者が爆笑するというシーンがあった。実はこの選手の名前、 “太っている人”などを意味するアメリカのスラングに聞こえるものだったのだ。

その話題をスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイティッド」がSNSで伝えると、4.7万もの“いいね！”がつき、「本当の名前なの!?」「フォトショップじゃないの？」「俺こそこのジャージーを着るべきだ」「どこでこのジャージーが買えるのだろうか!?」といった言葉が書き込まれている。

34歳のホー・ユー・ファットは、キャリア14年のベテラン・フォワードでフランス領ギアナ出身。父方の祖父は中国からの移民で、「中国人の名前だ」という本人の言葉も米Yahoo!スポーツが紹介している。

ちなみに、ホー・ユー・ファットのジャージーは、かつての名選手シャキール・オニールの息子であるシャリーフ・オニールが試合後にゲット。記者会見では「ebay(オークションサイト)で30億ドルだね(笑)」と冗談を語っている。

文／広瀬俊夫(月バス.com)