月刊バスケットボール5月号

富樫勇樹(千葉ジェッツ)がザムストのトークショーで日本代表、Bリーグ新シーズンへの思いを語る

 

 9月16日、都内のAlpen TOKYOにおいて、日本シグマックスのスポーツ用サポーターブランド『ザムスト』主催による富樫勇樹(千葉ジェッツ)のトークショーが開催された。
トークショーでは先着順で参加した限定20名のほか、イベントスペースを多くのファンが取り囲んだ。

「久しぶりの距離感」と富樫はファンと間近でのイベントを歓迎し、日本代表活動やBリーグのシーズン開幕に向けての思いなどを語った。また、試合中に相手のヒザが腿に入り、ひどい肉離れになって数か月試合に出られなくなった経験を振り返り、腿の部分などにパッドの付いたサポーター『BRAVE-PAD SHORTS』の開発に協力してきたいきさつを明かした。愛用しているザムストのサポーターを使用してから、「試合の欠場がないんじゃないかな」と富樫。「かなり細かな部分、パッドの位置や大きさなどをリクエストしました」とこだわり、サポーターがあることで「安心感を持ってプレーできる」とメンタル的な好影響もあると言う。「練習試合に忘れたときに、出るのを止めようかと考えたほど」といったエピソードを披露するほど、サポーターに信頼を寄せているようだ。

 その後、ファンからの質問に答えたり、プレゼントを懸けたじゃんけん大会、記念撮影など、ファンとのひと時をリラックスして楽しんでいる様子だった。

 

 

 

 

 ヘッドコーチも変わるなど、大きくチームの体制が変わった千葉ジェッツについて「これまでは試合に出られるといった部分で、(前ヘッドコーチの)大野さんに甘えていた部分があったと思いますが、今シーズンは、しっかりと出場時間を得られるように、一から挑戦しています」とイベント後の取材で話した富樫。その上で、自身のプレーについては「3Pシュートはやはり武器になるので、その確率を上げていきたいですね。できれば40%以上」と目標を掲げる。

今シーズンより指揮を執るジョン・パトリックHCからはブレー面はもちろん、リーダーとして、チームを引っ張ってほしいといったことも求められていると言い、「これまで以上に、アグレッシブで泥臭いスタイル」で、「チームを勝利に導いていければ」と優勝に向けての意気込みを見せた。

 さらに、その後に迎えるワールドカップに向けても「オリンピックと比べて、参加チームも多いので、グループリーグ突破の可能性も出てくるのでは」と話し、「前回大会はケガで出られなかったので、今回はケガなくシーズンを過ごし、いいパフォーマンスを発揮したい」と懸ける思いを口にした。

 

(月刊バスケットボール)



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