月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2022.09.14

Bリーグがスポーツくじ導入を受けて欠場選手公表を義務付け

 Bリーグ2022‐23シーズンの開幕を前に、試合の成立要件の変更や、エントリーについての変更点を9月13日に発表。島田慎二チェアマンが理事会後の取材で、その経緯を説明した。主なポイントは新型コロナウイルス感染の影響・状況を踏まえ、これまで8人としていた試合成立のための最低エントリー選手数を7人としたこと。また、濃厚接触者等のエントリー条件といった詳細の変更など、『BリーグCovid-19プロトコル』として、選手、スタッフ、レフェリー等の試合出場可否の詳細要件をまとめ直した。

 

 さらに、新型コロナウイルス感染の影響や故障などによる選手の試合欠場に関して、その試合の開始20分前までには情報を公開することを義務付けたことを明らかにした。

 

 欠場者の公表については、これまでは各クラブの判断に任せていたが、新シーズンよりBリーグの試合が「スポーツくじ」の対象となることから、より公平性を高めるために「試合への欠場が判明した場合は、遅くても試合開始20分前までに、クラブSNSにて発信すること」とした。試合へのエントリーメンバー表の提出は、Bリーグの規約上は60分前がリミットとなることから、可能な限りタイムリーで、クラブがSNSで発信するための対応を含め可能なタイミングとして定めたという。

 

 Bリーグの新シーズン開幕と共にスタートするスポーツくじ「WINNER(ウイナー)」は、1試合だけの結果を予想する毎試合発売されるものと、優勝チームなどを予想する期間限定のくじがあり、1口200円となる。それ以上の詳細はまだ明らかになっていないが、「WINNER」による収益は、各クラブにも還元されることから、「ひいきのチームを応援するつもりで購入してもらえれば」と島田チェアマン。くじで一攫千金を狙うと言うより「楽しみながらくじを購入するファン方が多いのでは」と新しい観戦の楽しみの一つとの考え方を示した。

 

 一方で、スポーツくじのスタートによって、不安を感じている選手やレフェリー等も少なからずいるとし、「誹謗中傷は許さない」という姿勢を強く表した。また、その啓発活動として公式YouTubeにて選手が出演する動画を公開した。

 

 

(月刊バスケットボール)



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