2022.09.04

女子U18日本代表の意気込みを『INSIDE AKATSUKI』でチェック！

『INSIDE AKATSUKI』とは、バスケットボール日本代表に密着し、普段はなかなか見られない選手たちの内側の一面を紹介する映像コンテンツ。活気あふれる合宿の練習模様や、コート外でリラックスしながら話す選手たちの姿を見ることができる。今回はFIBA U18女子アジア選手権大会2022（9月5～11日／インド・バンガロール）に向けて直前合宿を行う女子U18日本代表に密着し、大会に懸ける選手たちの意気込みなどが紹介されている。

　映像は９月１日、大会直前合宿での佐坂光咲（SF／173cm／白鷗大1年）のインタビューから。佐坂いわく「最初から知っている子もたくさんいるので、同年代が半分いるんですけど、下の子もほぼ同年代みたいな感じで仲良くできていると思います」と、チームワークは良好の様子。キャプテンに任命されたことに関しては「頼りない部分も多くあるので正直不安だし、心配な部分もあるんですけど、周りのレベルも高いし、支えてくれる人も多くいるので」と、周りの存在があって挑戦しているようだ。

　カメラは続いて、高３世代のトップクラスの選手として知られる都野七海（PG／158cm／大阪薫英女学院高3年）と森岡ほのか（SG／172cm／札幌山の手高3年）を２ショットでインタビュー。都野は「日本代表に入ることが自分の一つの夢だったので、選んでいただいたことに感謝して、まずはしっかり楽しみたい。ガードとして選んでいただいたので、周りを生かすプレーや、チャンスがあれば自分でも点を取っていって、チームをしっかりコントロールできるガードを目指します」とコメント。森岡も「自分はどこからでも点が取れるということを武器としてやっているので、チームのポイントゲッターとして、ゴールに向かってチームを勢いに乗せられるように頑張りたいと思います」と頼もしい。

　名門・桜花学園高からは、今回３名の選手が選出された。横山智那美（G／170cm／桜花学園高3年）は「日本代表という自覚を持って、必ずアジアチャンピオンになりたいと思います」と力強い言葉を述べ、３人で「頑張るぞ！」「オー！」とガッツポーズ。

　藪内夏美ヘッドコーチの下、相手の高さや手の長さをイメージしながら練習を重ねる女子U18日本代表。午前練習が終わると、女子日本代表恒例ともなった“おやつ争奪ジャンケン大会”で盛り上がる。その際、ムードメーカーのように明るい笑顔を見せていた大脇晴（GF／177cm／東京医療保健大）は「スクリーンをちゃんとかけて味方をノーマークにすることや、リバウンド、１対１を頑張りたいです」と自らの役目を語っていた。

　筑波大1年の八十川ゆずゆ（SG／167cm）、古谷早紀（PF／177cm）の２人はそれぞれ「３Ｐシュートもドライブも得意なので、チームに足りないところを自分なりに読み取りながらプレーを使い分けてチームに貢献したいです」（八十川）、「自分はセンターですが走力が持ち味で、トランジションのときにリムランを速く走って点を取ることが得意です。国際大会では相手が大きいと思いますが、走り負けないようにしたい」（古谷）と意気込みを述べたあとで、筑波大の「IMAGINE THE FUTURE！」とポーズを決めて筑波大をアピール。

　午後練習ではフォーメーションの練習やフィジカルトレーニングを実施。夏のインターハイで八雲学園が３位に進出する立て役者となった薮未奈海（F／178cm）は「自分としては最終合宿まで残れるとは思っていなかった」と言うが、「今はすごく楽しみで、ワクワクな感じです。自分のプレーがどこまで通用するのか、自分に与えられた役割をしっかりと果たしていきたい」とのこと。

　明日９月５日に開幕する今大会。８チームがまず２グループに分かれて予選ラウンドを行うが、日本の初戦は５日14:45からチャイニーズ・タイペイ戦。続けて６日14:45からインドネシア戦、７日19:15から中国戦と３連戦となる。まずは初戦で良い勝ち方をし、特に「予選の中で一番の山場になると思って警戒しています」と藪内コーチも語る第３戦の中国戦につなげたいところだ。

　藪内ヘッドコーチは「バスケットボールの戦術的な理解度がすごく高い」とU18日本代表の印象を語る。日本を出発する直前にはWリーグのオータムカップで最終調整を図る機会もあり、三菱電機という格上の相手に国際大会を想定しながら胸を借りた。試合は77-93で振り切られたものの、薮や横山の活躍で３Ｑ序盤で一時リードを奪う時間帯もあり、貴重な実戦経験を積めたことは確か。

　９月３日、女子U18日本代表は決戦の地・インドに向けて出発。今大会の上位4チームは、2023年7月15～23日、スペイン・マドリードにて開催予定の「FIBA U19女子ワールドカップ2023」の出場権を獲得する。試合はFIBA公式YouTubeチャンネルで全試合LIVE放送あり。女子U18日本代表に、ぜひ日本からエールを送ろう！

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