月刊バスケットボール6月号

【四国インターハイ2022】福岡第一が3年ぶりの4強入り、洛南の攻撃を機能させず

スタートダッシュを決めた福岡第一が逃げ切って準決勝進出

 

7月30日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ2022)」男子準々決勝、福岡第一(福岡県)×洛南(京都府)と対戦。試合開始直後位、9-0とスタートダッシュを決めた福岡第一がリードを守り切り、84-58で勝利。優勝した2019年大会以来となる準決勝進出を決めた。

先取点は、福岡第一。#8轟琉維がトップからドライブして決める。洛南の攻撃を凌ぎ、#45ニャン・アマドゥ・マクターがインサイドで得点、キャプテンの#29城戸賢心が3Pプレーを決めるなど開始約2分半で9-0とスタートダッシュを決める。

開始からターンオーバーが続いてしまった洛南は、残り6分28秒、#7波多野心優が3Pシュートでチーム初得点。さらに#6三浦健一がミドルから沈めて、リズムを作ろうとする。

 

残り4分弱、洛南は#9天野幹也が3Pシュートを決めると、素早いパス回しから#6三浦が得点と良い展開も見せるが、コンスタントにシュートを決めていった福岡第一が20-12とリードして1Qを終える。

 

2Q開始直後、福岡第一は#72中村千颯が3Pシュートを決める。その後は、共に好ディフェンスを展開し、スコアが動かない時間が続く。

 

残り6分30秒、洛南は#7波多野が3Pシュートを決めると、#8辻永遠、#5星川開聖も決めて差を詰めようとするが、福岡第一は#47髙木来希などがすぐに決め返していく。洛南#9天野幹也が3Pプレーを決めると、福岡第一は#87ムスタファ・ンバアイがインサイドで決める。一進一退の攻防が続く。結局、福岡第一が37-26とリードしてハーフタイムを迎えた。

 

3Q、早めに巻き返したい洛南だがシュートが入らない。#45マクターがインサイドからシュート、#29城戸が3Pシュート、#37平岡倖汰がフリースローと着々と点数を加えていった福岡第一がリードを広げていく。

 

その後、洛南は攻守から#6三浦健一がインサイド、3Pシュートと連続得点。一時1ケタ差としたが、#45マクター、#8轟の得点で55-40、福岡第一リードで4Qを迎えた。

 

4Q、ファーストプレーで、洛南は#6三浦がタップシュートを決定。さらに3Pシュートも決めるなど、良いスタートを切ったが、福岡第一は再びすぐに引き離す。

 

苦しい展開の中、#5星川が3Pシュート、#6三浦が中に切れ込んで得点と集中してプレーを続ける洛南。しかし、固いディフェンスを攻略することはできず。福岡第一が84-58で勝利し、準決勝進出を決めた。



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