月刊バスケットボール6月号

【四国インターハイ2022】広島皆実が終了間際の大逆転でベスト8入り! 残り4秒、中村英司が逆転シュートを決めて勝利

 

広島皆実が見事な集中力で劇的な逆転勝利を飾る

 

7月29日、「令和4年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会(インターハイ2022)」大会3日目男子3回戦、八王子学園八王子(東京都[1])と広島皆実(広島県)が対戦。終始リードを奪われていた広島皆実が4Q残り3分から巻き返し、残り4秒逆転シュートを決めて79-77で勝利。準々決勝に駒を進めた。

 

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開始直後、八王子学園八王子(以下八王子)は、キャプテンの#6菅野希一が#5ンジャイ・ムハマドゥ・ムスタファとのピック&ロールから得点。さらに#5ムスタファがゴール下で、#13吉田叶貴が3Pシュートを決めていく。

一方、広島皆実は#10中村英司がドライブからチーム初得点。キャプテン#4中水元基がミドルからジャンプシュートに3Pシュートと活躍し、チームを引っ張る。

 

残り4分半で19-15と八王子がわずかにリードし、クォーター終盤へ。広島皆実は素早いパス回しから#6小田悠人や#4中水らがシュートを決めるなど、きれいなオフェンスを見せたが、八王子の27-25で1Qを終える。

 

2Q、一瞬の速さを活かして得点を狙う広島皆実と、205cm#5ムスタファの高さを生かして攻める八王子が、1ポゼッション差を争う攻防を繰り広げる。しかし、広島皆実のロングシュートが落ち始めると、205cm#2サニャン・ウセイヌの高さも活かす八王子がじりじりと差を広げ、45-38でハーフタイムを迎えた。

 

3Q開始直後、広島皆実は好ディフェンスからの連続得点で46-47と1点差にする。八王子は#2ウセイヌのインサイドで得点を重ねるが、残り5分24秒、#10中村が3Pシュートを決めて52-52と同点に。しかし、逆転が遠い。その後、シュート確率が落ちると、残り3分を切ってから、八王子#13吉田に3Pプレーを決められてしまい、55-63で3Qを終える。

 

4Q序盤、広島皆実は3Pシュートを多数放っていくが、なかなか入らず。切り替えてゴールにアタックして2点を奪いにいく。しかし、#5ムスタファの高さを活かす八王子は着々と点数を奪っていき、差が縮まらない。

 

それでも攻め続ける広島皆実にクォーター終盤、チャンスを掴む。#10中村、#5梶谷崇太らの連続得点で残り56.8秒で74-75と迫る。さらに直後のディフェンスを凌ぐと26.6秒、#10中村が3Pプレー。77-75と逆転に成功する。

 

しかし、八王子の集中力も切れない。続くプレー、#9粟田光がドライブからシュートをねじ込んでファウルももらう。77-77、決めれば逆転というフリースローだったが、リングに弾かれる。このリバウンドを手にした広島皆実は、速攻から#10中村がレイアップを沈めて79-77。残り4秒、逆転を狙った八王子だったが、フロントコートに運んだところで無念のタイムアップとなり、広島皆実が大逆転でベスト8進出を決めた。

 

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