月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2021】安城学園が8強入り、猛追する小林を退ける

 

12月25日、「SoftBank ウインターカップ2021(令和3年度 第74回全国高等学校選手権大会)」大会3日目女子3回戦、前回大会ベスト8の安城学園(愛知県②)は小林(宮崎県)と対戦。安城学園が86-76で勝利し、準々決勝進出を決めた。

 

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高さで勝る安城学園は、開始からディフェンスで小林の攻撃を防ぐと、キャプテン#8伊藤虹歩の連続3Pシュート、#7関遥花、#4近藤京らの得点で25-4と一気にリードを作る。

流れを変えたい小林は終盤、#7八十川ゆずゆ、#11松浦可奈の3Pシュート、キャプテンの#4永田姫舞のフィールドゴールなどで19-35まで差を縮める。すると2Q開始から3連続得点。#6上之原里香の3本の3Pシュートなどで、残り4分で36-40と一気に4点差に迫る。その後、安城学園は#6美口まつり、#12鈴木月渚が得点を奪い、51-43でハーフタイムを迎える。

 

3Q、小林は#4永田、#7八十川の得点で粘ると、#6上之原も続き、残り3分16秒で60-64と4点差まで迫るが、安城学園はキャプテンの#8伊藤がここから3連続得点。70-60と再び2ケタリードを作って3Qを終える。

 

そして4Q、小林は#6上野原の連続3Pシュート、ドライブなどで70-71と1点差まで迫ったが、逆転はならず。安城学園は#4近藤、#6美口が追加点を奪って86-76で勝利した。

 

安城学園は#8伊藤が25得点、#近藤が24得点12リバウンド、#6美口が12得点12リバウンド、#9高木すずが10得点と活躍。一方、小林は上之原が3Pシュート7本成功で29得点、#7八十川が3Pシュート5本成功で27得点を記録している。

 

「生徒に心を動かされた。素晴らしい生徒たちと一緒にバスケができて本当に最高でした」と涙ながらに語った小林・橘裕コーチは「『小さいチームでもやれるんだ、と伝えたいね』と言いながらやってきまいた。小さい事実は変わらない。それをどうするのかを表現してくれました」と選手たちの頑張りを称えた。

 

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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)



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