月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2021.11.09

Bリーグのお楽しみは熱戦だけにあらず! イベントやグルメにも注目

もちろんメインイベントは試合だが、それ以外にもお楽しみはいっぱい!/©︎B.LEAGUE

 

 ホームゲームのお楽しみは、試合だけではない! 

 

 各アリーナの趣向を凝らした楽しいイベントに加え、クラブ独自のグッズ販売やキッチンカーなどのグルメも試合と同じくわれわれをワクワクさせてくれる。

 

 そこで、11月6日、7日にとどろきアリーナで行われた川崎ブレイブサンダースのグローバルトップパートナーである(株)ミツトヨの冠ゲーム『B.LEAGUE 2021-22 SEASON Mitutoyo presents 富山グラウジーズ戦』において特別に出店された『出張ミツトヨ食堂』(キッチンカー)の応援メニューをご紹介しよう。

 

 

とどろきアリーナのミツトヨ食堂、大盛況!

 

 アリーナ前のサンダーススクエアで、普段、試合前日にミツトヨの社員食堂で提供されている応援メニューの『必勝祈願カツカレー』と『特製豚汁』が販売された。カツカレーが500円、豚汁が200円と超お得で、「これは絶対に食べるべき!」と大勢のファンが長蛇の列に並んだものの、初日に用意されていたカツカレー200食は試合の1時間前にはすでに完売になっていた。そこで、初日にカツカレーを食したという川崎の元沢伸夫社長に感想を聞いてみた。

 

「とにかくコストパフォーマンスがメチャメチャ良かったです。ボリュームがすごくて、カツが10切れくらいあったんですよ。びっくりするくらい入っていて、こんなにカツが入っていて大丈夫かというくらい(笑)。500円でしたから、多分利益はほとんどないと思います。食べる前は子ども向けの甘い感じのカレーとか、社員食堂で出しているものと同じだから、もっと万人受けするカレーを想像していたのですが、スパイスがすごく効いていて、まるで専門店のカレーのようでした」

 

 さらにファンのTwitterを見ると「おいしい!」「コストパフォーマンス良すぎ!」「冠ゲームじゃない日もぜひ販売してほしい」とリクエストもたくさん。

 

 ちなみに2つのメニューには、「トントン勝つ勝つ」のおまじないが込められているという。

 

MVPの副賞は超大型のノギス型デジタル時計

 

 冠ゲームだっただけに、試合後のホームゲームMVPの賞品も特別だった。試合は川崎の2連勝に終わり、MVPに選出されたのは、第1戦が藤井祐眞、第2戦がニック・ファジーカスだった。両選手とも今シーズンのホームゲームでのMVPは初受賞。第1戦で23得点を挙げた藤井は、自身のBリーグにおいてキャリアハイにあと1点で並ぶほどの活躍で勝利に貢献した。

 

©︎B.LEAGUE

 

「この前(10月27日)の滋賀戦からチーム一丸となって、全員バスケで戦っているのが今日の勝利につながったと思います」(藤井)と勝因を述べ、篠山竜青からキャプテンのバトンを受け取り、ますます熱いプレーでサンダースファミリーを喜ばせている。

 

 第2戦は“川崎のキング”ことファジーカス。「ありがとうございました」の挨拶から始まり、「今シーズンはとどろきアリーナで3Pシュートを1本しか決めることができていなかったので、今日はシュートタッチが戻ってきて良かった」と、4本の3Pシュートを沈める36得点を挙げた。

 

©︎B.LEAGUE

 

 MVPの賞品は10万円分の商品券。そして、副賞は冠ゲームのためにイギリスより緊急空輸したという巨大ノギス(デジタル時計)が贈られた。スペシャルギフトとはいえ、1mくらいありそうな大型ノギスにはびっくり!

 

※(株)ミツトヨは精密測定業界のリーディングカンパニー

 

 今節は川崎の2連勝で終わったが、富山とは過去2シーズンとも2勝2敗と星を分けており、川崎にとってこれまで決して分がいい相手ではなかった。それだけに12月1日にとどろきアリーナで行われる天皇杯4次ラウンドでの再戦は予断できない。

 

文/飯塚友子



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