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2020/04/23

ついに渡邊選手を撮影する瞬間が...【ブログ】 NBA Shooting Report Vol.6

【NBA Shooting Report by フォトグラファー石塚康隆 Vol.6】

 

 昨シーズンのNBAでの撮影取材を振り返るNBA Shooting Report。前回、Gリーグでは渡邊選手を撮影できなかったフォトグラファー石塚康隆。(Vol.5はこちら)本日はNBAでの撮影、そしてついにその瞬間がやってきます。

 

2019年3月23日

 

【試合状況を見ながらの撮影】

 

 昨日は23時頃にホテルに到着して撮影した写真のチェックをしながら、ノートパソコンを枕代わりにいつの間にか寝てしまい、気付いたら朝になっていました。撮影後の写真チェックはいつも眠気との戦いでもあります。

 

 今夜はミネソタ・ティンバーウルブズ対メンフィス・グリズリーズとの試合。16時に会場に到着し、今日も渡邊選手がベンチ入りしているのを確認してから準備を始めます。

 

 今回アメリカに来てから、試合前の練習中の写真は撮れていますが、まだ試合でプレーしている写真が撮れていません。正直焦りはありましたが、今日の試合を含め残りの3試合で出場するかどうかは神のみぞ知ること。いつでも撮影できるように、交代しそうな時間帯を予想しながら撮影していきます。

 

 まず1Qは対戦相手のティンバーウルブズを中心に撮影を開始します。渡邊選手がスタメンではないことを事前にプレスルームで確認していたこともありますが、対戦相手にもNBAのトップ選手がたくさんいるため、この撮影も大事な仕事です。次に2Qは、グリズリーズの選手を撮影しました。2Qが終わった時点で1点差の接戦。渡邊選手の出場はまだありません。後半の出場は分からない状況ですが、3Qは先にティンバーウルブズ側へ。

 

 ティンバーウルブズは、アンドリュー・ウィギンズ選手やカール・アンソニー・タウンズ選手を中心に得点を決めていたので、この2人を追いながら撮影していきます。すると3Qは徐々に試合が動き始め、グリズリーズが16点離されました。グリズリーズが負けていますが、出場するチャンスがあるかもと思い、4Qはグリズリーズ側に移動します。

 

【いよいよ渡邊選手が登場】

 

 クォーター間にはコート上でいろいろなイベントが行われます。それらを撮影していると、4Qが始まる直前にグリズリーズのベンチ前で渡邊選手が準備を始めていることに気が付きました。急いでカメラを向けて撮り始めます。ついにNBAに出場する日本人選手を撮影できる。そう思うと自然と力が入ってしまいます。

 

4Qが始まるベンチ前の写真。撮影できて嬉しかった瞬間

 

 この日の出場時間は結果的に9分弱でしたが、出場したタイミングでは何分間出るのか分からないため、出場している間はひたすら渡邊選手だけを追いかけて撮影します。ボールが回ってくれば連写、ディフェンスしているところを連写。ほかの選手には目もくれず撮影し続けました。

 

渡邊選手がボールを持つとこちらも必死です

 

 シュートを放つ場面もありましたが、なかなか入らず、撮影しながらこちらも悔しくなってしまいました。その後もグリズリーズは思うように点差を縮められず、そのまま試合終了となりました。

 

 渡邊選手のこの日の得点は0。なかなか難しい時間帯でのプレーで、本人も試合後のロッカールームでは「差がついている状態だったので自分が出てチームの流れを変えたかったが、何もできなかった」と悔しそうな表情で感想を語っていたことが印象的でした。

 

 ただ、僕自身はようやく渡邊選手のプレーを撮影できたことで安堵感もありました。渡邊選手のことを高校、大学、そしてついにNBAの舞台でも撮影できたことは大変うれしく、感慨深い1日になりました。

 

 メンフィスで残り2試合。次は活躍している場面が撮れることを期待しつつ、ホテルへ戻ります。今日はよく眠れそうだなぁと思いましたが、編集部から「出場したら写真を送ってほしい」と言われていたのを思い出し、急いで写真をセレクトすることに…。今日も強敵「眠気」との戦いとなりました。

 

(Vol.7へ続く)


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