月バスTOPICS

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2019/02/27

今週の逸足『NIKE AIR MORE UPTEMPO』

当時のナイキは、マイケル・ジョーダン(ブルズなど)の引退(1回目)などもありバッシュのラインナップ再構築を迫られていた。そこで、それまでジョーダン専用だった『エアジョーダン(AJ)』を若手のエリート選手に着用させる『ブランド・ジョーダン』戦略がスタートしたのだが、それに伴い『エアフライト』シリーズの存在感が徐々に低下。その影響を最も受けたのが、おそらくピッペンだろう。シグニチャーモデルを持たなかった彼はこの時期、『エアマエストロ2』『エアアップ』『エアスウィフト』『エアフライトワン』『AJ10 』など様々なバッシュを履き替えている。だが『アップテンポ』の登場によりようやく彼の“足元”は安定。1996年のNBAファイナルではさっそく新作のエアモアアップテンポを着用し、現役復帰したジョーダンとともに4度目の優勝を勝ち取った。   一目見たら忘れないこのデザインを手掛けたのは、ナイキのデザイナー、ウィルソン・スミス。のちにティンカー・ハットフィールドからエアジョーダンシリーズのデザインを引き継ぐ(AJ16から)人物だ。1983年にナイキに入社したスミスは、ハットフィールド同様、建築士として働いた経験を持ち、もともとナイキにも店舗やオフィス等をデザインするコーポレートインテリアデザイナーとして採用されている。そして入社から3年後、プロダクトデザインに異動してからはアンドレ・アガシのテニスシューズ『エアチャレンジ シリーズ』などのデザインで評価を高めていたのだが、そんな彼が命じられたプロジェクトが、過去最大のエア容量(当時)を誇るトリプルエアを搭載したバッシュのデザインだ。しかもこのシューズは、1996年のアトランタ五輪に出場するドリームチームⅢ(当時の呼称)のナイキ契約選手の着用が予定されていた。そこでスミスが考えたのが「どれだけ世界中に(このシューズやその特徴を)知らしめることができるだろうか」ということだ。 続きを読む

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