月バスTOPICS

月バスTOPICS

2019/07/02

日本代表の育成にもインパクトを与えた八村塁

 ミスターバスケットボールと呼ばれ、長年にわたり日本のバスケットボール界を牽引してきた佐古賢一氏。現在は指導者として日本代表のアシスタントコーチ、そしてU18、U16代表のヘッドコーチを務めている。そんな佐古氏が八村塁の日本代表へのインパクトについて、月刊バスケットボールのインタビューで語ってくれた。日本人として初めてNBAドラフト1巡目指名を受けた八村塁は、日本代表のみならず、アンダーカテゴリーの育成にも大きな影響を及ぼしていたのだ。以下、一部を抜粋して紹介しよう。

 

─昨年から、日本代表アシスタントコーチに加え、 U18、 U16代表のヘッドコーチも務めることになりました。どんなことをテーマに指導していますか。

「(U18、U16代表は)今年度は国際大会がないので、まずは"個"の強化ですね。あまり小さなことを考えさせずに、スケールの大きなプレーをイメージしてもらいたいと思っています。具体的にはオールコートでの展開ですね。特にサイズのある選手たちに、リバウンドを取ったらすぐにポイントガードを探すのではなく、自分で展開を図れるように求めています。自分の前が空いているのであれば、どんどん自分で攻め上がる。プッシュしていってほしいわけです。そうすることで、両ウイングが生き、チームとしてのスピードアップが図れます。リバウンドを取った瞬間にどこのレーンを走るといいか、ほかの選手たちがどのレーンを動くかといったイメージができるようになってもらいたいと思っています」

 

─そのようなスタイルを考えるようになったきっかけはどういったところにありますか。

「もちろん、技術委員会で話もしていますし、(フリオ)ラマスコーチの意向もありますが、私自身としては、八村塁選手が日本代表に加わったのを見た時に、それを強く感じたのです。彼はリバウンドを取り、前が空いているときはどんどんプッシュしていく。そうすることで、周りが生き、日本のスピードが生きてくるわけです。それこそ、彼が代表にもたらしたものです。

 そうした意味において、アンダーカテゴリーではサイズのある選手たちによるオールフォワード化を一つの理想だと思っています。ですから、自チームでのポジションにかかわらず、代表の合宿ではポジションアップにチャレンジしてもらっています。190㎝でポイントガードといっても、世界的には決して大きいわけではありません。ですから、可能性のある選手にはどんどんチャレンジしてもらい、そうした切磋琢磨の中から、一人でも多く、サイズがあってガードやフォワードができる選手を代表に送り出したいと思っています。渡邊雄太、八村塁といったこれまでにない宝物のような選手がいるのですから、そこに加われる選手を育てたいですね」

 

 なお、月刊バスケットボール2019年8月号「指導者インタビュー~チーム作りの達人たち~」では、佐古氏のこれまでの指導者としての歩み、指導論、アンダーカテゴリーの選手に求めることなど、さらに詳細にインタビューを掲載している。

 

月刊バスケットボール


あなたはどう思う?コメント書く

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください