月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.12.29

八村 塁(ウィザーズ)が安全衛生プロトコル適用下に - 12.29対ヒート戦は“Out(欠場)”

 ワシントン・ウィザーズの八村 塁が、新型コロナウイルス感染対策の安全衛生プロトコル適用下に入り、日本時間12月29日のマイアミ・ヒートとのアウェイゲームを欠場することがわかった。八村のステイタスは試合開始7時間前に発表されたインジャリー・レポートで“Questionable”から“Out”に変わっていた。


ウィザーズではこの日の試合を前に、八村、ブラッドリー・ビール、モントレズ・ハレルら主力を含む8人のプレーヤーがプロトコル適用下。逆にハードシップ・エクセプション(非常時に緊急のプレーヤー補充を行えるようにするNBAの規定)でジョーダン・グッドウィンらを獲得している。


試合前会見に臨んだウェス・アンセルドJr.HCによれば、この日あらたにプロトコル適用下となったプレーヤーはいずれも状態としては良好。ハレルは陽性の検査結果に驚いていたほど、無症状でまったく体調も悪くないとのことだ。

 

チームは厳しい状況fだが、この日の試合前会見でのウェス・アンセルドJr.HCは普段の落ち着いた様子でメディアからの質問に対応していた


八村については、「(隔離期間でも)個別にできることはあります。チームと一緒には何もできないのでもちろん限られてしまいますが、試合の映像も戦術をまとめた資料も見ることができる状態です(He’ll still be able to do some individual stuff. He’ll not be able to do anything with the team. So, it’s gonna be limiting, of course. But he’ll have access to the game film, playbook)」とのこと。「練習と個別ワークアウトでこれまでに少しずつ追いついてきて、いいところまで来ています。今はいったん小休止ですね、チームに帯同して出場可能とはいかなくなりました(He’s picked up quite a bit through practice and individual stuff thus far. I feel like he’s in a good spot. This is just kind of a little speed bump right now where he can’t be with us and be potentially available)」

 

 アンセルドJr.HCは、今後2-3日で状況が緊迫化するかどうかを見守ると話しながら、現時点では落ち着いている様子。「彼らにも家族にも、問題にならずにちょっとした不便で済むことを望んでいます(I'm hoping for their sake and for their family's sake that it's not an issue and more of an inconvenience)」と話していた。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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