月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2021.12.26

ニック・ファジーカス(川崎)が史上初のB1通算7,000得点を達成

 12月25日に川崎市とどろきアリーナで開催された川崎ブレイブサンダース対大阪エヴェッサ戦で、川崎のビッグマン、ニック・ファジーカスがB1通算7,000得点を達成した。この記録はB1史上初の快挙だ。ファジーカスは試合後、「7,000得点は自分の努力の、またチームメイトや川崎のシステムのおかげだと思っています。次の8,000点を目指して頑張っていきたいと思います」とコメントを残している。

 

12月25日の試合で16得点を奪ったファジーカスは現在通算得点の記録を7,013まで伸ばしている(写真/©B.LEAGUE)


試合は95-84で大阪が勝利したが、ファジーカスはこの試合でフィールドゴール11本中5本(うち3Pショットは2本中1本)とフリースロー6本中5本を成功させ、16得点と12リバウンドを記録する奮闘を見せた。記念すべき7,000得点目は第1Q残り5分28秒のベースライン・インバウンドプレー。篠山竜青からのパスを受けて右ベースラインから狙ったドライビング・フローターで、柔らかなタッチがファジーカスらしい一撃だった。


ファジーカスは、第13節の対大阪2連戦を迎えた時点では通算6,974得点で、7,000得点まであと26に迫っていた。初戦の90-81で勝利した初戦では23得点。あと3点積み上げれば到達という状態で迎えたこの試合での16得点で、現時点での通算得点は7,013まで伸ばしている。川崎の前身である東芝ブレイブサンダース時代を含め来日10シーズン目となる今シーズンは、ここまでリーグトップの平均22.3得点と好調だ。

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)



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