月刊バスケットボール5月号

NBA

2021.12.14

八村 塁(ウィザーズ)の今シーズン初遠征帯同はコロナウイルス感染対策の影響で取りやめに

 八村 塁の遠征参加はいったん白紙に。日本時間の12月14日(北米時間13日)のデンバー・ナゲッツ対ワシントン・ウィザーズ戦前の会見で、ウェス・アンセルドJr.HCは八村がチームに同行していないことを明かした。


ウィザーズではカイル・クーズマがコロナ陽性となり、ほかのスタッフにも陽性者が出ている。その状況下でこの日のシュートアラウンドも中止となり、場合によっては遠征期間中を通して練習できない恐れもあるとのことだ。「それを思うと、練習をできないのに帯同しても意味がないと思いました。ホームタウンでキャピタルシティ・ゴーゴーに加わって体を動かした方が良いだろうと考えたんです」と、アンセルドJr.HCはこの判断の理由を説明した。

 


日本時間12月11日の練習後会見では、アンセルドJr.HCは八村の遠征参加を明言していた。八村自身のコンディションは間違いなく上向きだが、新たな状況下でやむない対応となっている。

 

 クーズマに関しては元気な状態で、検査でも陰性の結果が出ているとのこと。ウエスタンカンファレンスのチームと6日間で4試合を戦い、その後ニューヨークでブルックリン・ネッツとニューヨーク・ニックスを相手に2試合をこなす今回の遠征期間中に、戦列復帰する可能性にも含みを持たせていた。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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