月刊バスケットボール6月号

NBA

2021.12.09

NBAオールスター投票PRESENTED BY TISSOTが北米東部時間12月25日からスタート

 NBAは2022年2月20日(日)にクリーブランドで行われる第71回NBAオールスター・ゲームのスターターを決めるファン投票を、北米東部時間12月25日(土)午前11時(日本時間12月26日[日]深夜25時)から来年1月22日(土)深夜12時(日本時間23日[日]午後2時)まで受け付けることを発表した。

 


ファン投票はNBAの全プレーヤーを対象として、NBA公式サイトやツイッターなど身近なツールから行うことが可能だ。NBA公式サイトではオンライン上の投票用紙から24時間に1回、東西両カンファレンスのスターターのフルバロット(ガード2人とフロントコート3人)を提出することができる。


ツイッターでは、好みのNBAプレーヤーの名前をハッシュタグ付き(#FirstNameLastNameの形 例: #YutaWatanabe)で書き込むか、そのプレーヤーのツイッターハンドルネームを書き込み、#NBAAllStarのハッシュタグとともにツイート、リツイート、返信することで投票とみなされる。この方法でファンは1日に一人あたり10人まで、個別のプレーヤーの投票を行うことができる。個別のツイートに2人以上の名前やハンドルネームを記入した場合は投票とはみなされない。

 

 今回のスターター投票にはNBAプレーヤーとメディアメンバーも参加できるが、ファンからの投票にくらべて1票の重みが半分になっている。仮にすべての投票集計結果で複数プレーヤーが同点だった場合には、ファンからの投票が多かった方のプレーヤーが上位とみなされる。

 

 4週間の投票受付期間には、1度の投票で2票分にカウントされる「2 for 1 Day」が以下のとおり5回やってくる。

 

12月25日(土) 午前11時から深夜12時まで
1月7日(金) 午前0時1分から深夜12時まで
1月13日(木) 午前0時1分から深夜12時まで
1月17日(月) 午前0時1分から深夜12時まで
1月20日(木) 午前0時1分から深夜12時まで
※上記の日時表記はすべて北米東部時間(日本時間は+14時間)


投票経過は投票受付期間中に2度公開される予定だ。最終的なスターター投票の結果は、東西両チームのキャプテンとともに1月27日(木=日本時間28日[金])に発表され、さらにリザーブメンバーも2月3日(木=日本時間4日[金])に明らかになる。

 

 全体の投票集計で、東西のカンファレンスそれぞれでファンからの得票数が最も多かったプレーヤーは、2つのオールスターチームそれぞれでキャプテンを務め、リザーブメンバーから好みのプレーヤーを指名するオールスター・ドラフトの大役も果たすことになっている。このドラフトでは、両チームのキャプテンが東西の別なくプレーヤーを指名するので、スターターの5人以外は東西カンファレンスからのスターたちが混在するロスターになる可能性もある(実際昨年はそうなった)。

 

 昨シーズンのNBAオールスター・ゲームのファン投票では、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がリーグ全体最多の5,922,554票を集め、チームレブロンのキャプテンを務めた。一方、イースタンカンファレンス最多の5,567,106票を集めたケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が、チームデュラントのキャプテンとなった。

 

 八村 塁(ワシントン・ウィザーズ)と渡邊雄太(トロント・ラプターズ)も、オールスター選出には届かないもののそれぞれが得票を得ており、八村は60,077票でイースタンカンファレンスのフロントコート24位。渡邊は27,833票で同90位だった。

 


チームレブロンとチームデュラントの間で行われたオールスター・ゲームは、170-150でチームレブロンが勝利。MVPには、チームレブロンでゲームハイの35得点を挙げたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)が選出され、一昨年1月にヘリコプター事故により帰らぬ人となったレジェンド、コービー・ブライアントの名が冠されたMVPトロフィーを持ち帰っている。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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