月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.11.30

八村 塁(ウィザーズ)の欠場、原因は右足首の骨挫傷(bone bruise)と判明

 

【八村塁が骨挫傷と発表】

 

 日本時間19日(北米時間18日)の対マイアミ・ヒート戦で右足首を痛め、直近5試合を欠場していた八村 塁が、MRIで痛みの原因として骨挫傷(bone bruise)を確認したことが明らかになった。所属のワシントン・ウィザーズが29日付のニュースとして公式サイトで発表しているほか、ソーシャルメディアではNBA関連の記者が相次いでこの一報を発信している。ウィザーズの番記者として知られるニール・ダラル氏の発信によれば、八村は「過去の足首のケガとは違う感じがした」と話したとのことだ。

 

【SNS】八村塁の故障について発表したチームのツイートをチェック


 典型的な骨挫傷は、骨の末端部分が圧迫されることにより骨内部で出血して痛みを伴っている状態で、「trabecular micro fracture(骨梁微細骨折)」という医学用語で説明されることもある。治癒期間は重症度によって異なる。

 


ウィザーズの発表によれば、八村は日本時間12月1日(北米時間11月30日)にバークレイズ・センター(ニューヨーク)で行われるブルックリン・ネッツとの一戦も欠場の見通し。以降の復帰見込みに関しては臨床的な進行状況(clinical evolution)を見ながらの判断となるとされている。


今シーズンの八村は16試合に出場して平均11.6得点、4.8リバウンド、1.1アシスト、0.3スティール、0.5ブロックのアベレージ。控えのフォワードとして、チームに価値ある安定感をもたらす活躍ができていた。ウィザーズは11勝10敗(勝率.524)で現在イースタンカンファレンス7位。八村欠場中の5試合は2勝3敗と負け越している。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

 



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