月刊バスケットボール6月号

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2021.11.28

安間志織(アイスフォーゲル)がゲームハイの23得点、チームは8勝目でブンデスリーガ暫定2位に上昇

 安間詩織が所属するアイスフォーゲルUSCフライブルクが、日本時間11月28日未明にヘルネTCと対戦。23得点、6アシスト、4リバウンドを挙げた安間の活躍を軸に、アイスフォーゲルは91-87で勝利した。この日の対戦相手は、この前週時点で7勝2敗だったアイスフォーゲルにとっては1ゲーム差の背後で追いかけてきていたライバル。直接対決に競い勝ったアイスフォーゲルはこれで3連勝となり、第10週初日を終えた時点で暫定的にブンデスリーガ全体の2位に順位を上げている。


この試合での安間は、アイスフォーゲルの最初の得点となる3Pショットに始まり、終盤まで安定感のあるプレーでチームをけん引した。特に第4Qには、69-76と7点先行され厳しい状態から14-5のランで逆転していく過程で、自らの2本のプルアップ・ジャンパーによる4得点と味方へのアシスト3本で流れを作った。88-87の1点リードだった残り16秒には、勝利を手繰り寄せるクラッチフリースロー2本も沈めている。


安間はここまでの10試合でチームを8勝2敗の好成績に導くとともに、自らは全試合で2桁得点を記録して平均21.5得点、5.6アシスト、5.0リバウンド、2.1スティール。「単に日本人がやっているというだけではないインパクトをリーグに残したい」という開幕前の言葉を有言実行している。

 

 次戦はバスキャッツUSCハイデルベルクとアウェイ戦。ティップオフは日本時間12月4日(土)の23時の予定だ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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