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2022/11/23

ケビン・デュラントから渡邊雄太へ「ちょっとはリラックスしたほうがいいんじゃないか?」

 ブルックリン・ネッツのケビン・デュラントが、自身のメディアプラットフォーム「ボードルーム(BOARDROOM)」のポッドキャストで、チームメイトの渡邊雄太について語った。このポッドキャストは進行役のエディー・ゴンザレスとデュラントの対談形式で、普段の外部メディア向けインタビューや会見以上にデュラントの素顔が表現されるスタイルだ。その中でデュラントは「ユウタについてなら一時間くらいは話せる(We could talk about Yuta for like down in the next hour.)」と切り出し、以下のようなコメントを残した。

 


「そろそろ、ちょっとリラックスしろと言ってやったほうがいいかもしれないと思ってるんだよ。あいつはそこら中を飛び回ってコートに転がっているんだから(笑) 誰かを起こしにいったり、リバウンドを追っかけたり、倒れても即立ち上がるし。だからちょっと言ってやらないと。『なあ、お前にはもっとプレーしてほしいと思っているんだ。頑張ってるのはわかってるから、ポゼッションの何回かは様子見くらいのプレーにして次に取っといたほうがいいんじゃないか』ってね。そんなこと言ってもあいつは無視して、どのポゼッションもめっちゃハードにプレーするだろうけど(笑)」
“I think I might have to tell him at this point to relax a bit because he flying around everywhere and I look up and Yuta is on the floor. He’ll flip over somebody and he’ll be like… he’ll try to chase a rebound for him like and then he’ll hop back up so quick. I’m about to start telling like “Yo, we need you out on the floor, bro. I know you’re playing so hard. But some of the possessions you might have to just jab that a little bit and then you know wait to the next opportunity.” But I mean that’s probably something he’ll ignore me on because he plays extremely hard every possession.”

 

 頭角を現した渡邊の現状については、夢を追うNBAの世界の象徴的な捉え方をしているようだ。


「あいつはいい位置につけている。ジャンプショットが堅調だし、基礎がバッチリできているしね。うれしいことだよ。どんな機会があるかわからずに飛び込んできて、即座に役割を見つけているんだから。NBAはそんな場所だと思う」
I feel like he in the right spot. His jump shot looking solid right now because his fundamentals look perfect on that joint, you know, so. I’m happy for him. Anybody that come in here and you don’t…, ain’t know what type of opportunity you’re gonna get and you find your role so fast. That’s what the NBA about to me.

 


 渡邊の契約がフルシーズンを保証するものではないことに話が及ぶと、「あいつみたいなのを放っておいたら…。もしウチがきちんと周りを締め出しておかないと、大勢が欲しがるに決まってるよ(He’s one of those people that’s going to be highly…, you know if we don’t lock them down, it’s gonna be a lot of people are going to want him.)」とネッツのフロントがドキッとするような発言も飛び出した。これは本音だろうし、仮にネッツが渡邊を手放すようなことがあれば、ほかのチームが黙ってはいないというのもそのとおりだろう。


「BOARDROOM」公式サイトのインタビューページ(YouTube動画あり)


 デュラントと渡邊の関係性を物語るエピソードとしては、日本時間11月6日(北米時間5日)のシャーロット・ホーネッツ戦後の会見でも面白いやりとりがあった。当時ヘッドコーチ代行だったジャック・ボーン現HCが、渡邊にデュラントと今シーズンが始まるまで会ったことがあるかと尋ねると、渡邊は「ありません」と答えたという。ところがデュラント自身はコーチのコメントを聞いて以下のように話していた。


「僕は前にユウタと会ったことがあるんですよ。でも座って話し込んだりしなかったから、彼は『ない』と答えたんでしょうね。でもこっちは『ちょっと待てよ、ユウタ。以前一緒にプレーしたじゃないか(笑)』みたいな感じだったんです(I ran into Yuta before. But we never sat down and talked. So, he was like nah. But I was like “Hold on Yuta, I did play ball with you before.)」


 謙虚な渡邊からすると、スーパースターがリーグの片隅にいた当時の自分を覚えていないだろうと思ったのかもしれないが、デュラントの方はしっかりそれを覚えていたということだ。


 このポッドキャストが公開された日本時間11月23日(北米時間)には、渡邊が欠場したフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのアウェイゲームにネッツは敗れてしまった。デュラントが開幕から続けていた1試合25得点以上の連続記録も17試合で途切れている。となるとデュラントも、渡邊に「リラックスしろ」とは言いづらくなったかもしれない。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

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