月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2021.11.22

Wリーグオールスター2021-2022 in 代々木ファン投票、中間集計トップは町田瑠唯(富士通)

 WJBLが、2022年1月30日(日)に国立代々木競技場第二体育館で開催されるWリーグオールスター 2021-2022 in 代々木に出場するプレーヤーを決めるファン投票の途中経過を発表した。今回の発表は11月21日現在の集計で、全体のトップはEASTチームの町田瑠唯(富士通レッドウェーブ)の5,274ポイント。次いで多くのポイントを獲得しているのはWESTチームの髙田真希(デンソーアイリス)で3,780ポイントとなっている。

 

ファン投票中間集計の全体トップは町田瑠唯だった(写真/©石塚康隆 月刊バスケットボール)


町田、髙田の他にも、獲得ポイントランキング上位には、今夏の東京2020オリンピックで活躍した5人制、3人制(3x3)の代表が多く名を連ねている(文末の中間集計データ参照)。5人制の銀メダル獲得、新種目だった3x3における激闘と6位入賞、さらにはその後のFIBA女子アジアカップ2021における大会5連覇達成などの代表としての好成績やハイレベルなプレーぶりが、Wリーグへの関心度を高めたことが強く感じられる経過だ。


5人制代表が、オリンピックにおける日本バスケットボール界史上初の銀メダル獲得に至った過程において、町田は大会のアシストリーダーとなるとともにオールスターファイブ(いわゆるベストファイブ)にも選出された。冒頭で触れたとおり町田は現在ポイントランキングのトップだが、それだけではなく、昨年のオールスター投票の中間集計(2020年11月16日発表のデータ、オールスターゲーム自体はその後開催中止となった)における3,834ポイントに対して、今年は獲得ポイントが137.6%上昇(1,440ポイント増加)している点も目を引く。昨年の最終獲得ポイントは7,561ポイント(全体のトップ)だったが、今年どこまでポイントが伸びるかも興味深い。


同様のことは、銀メダルランをキャプテンとしてけん引した髙田にも言える。髙田は昨年の中間集計(2,598ポイント)から145.5%の上昇(1,182ポイント増加)だ。昨年の投票では、5,361ポイントで全体の3位だった。

 

東京2020オリンピックで日本代表のキャプテンを務めた髙田はWESTのトップに立っている(写真/©石塚康隆 月刊バスケットボール)

 

 女子バスケットボールへの注目度向上に、さらなるインパクトをもたらす可能性を感じさせるWリーグオールスターのファン投票は、リーグ公式サイト内のオールスター特設ページで、11月28日(日)24:00まで受け付けている。ファン投票による選出プレーヤー(EAST・WESTの上位5人ずつ)は、12月2日(木)の12:00に、Wリーグ公式Twitterで順次発表される予定だ。

 

☆Wリーグ公式サイトオールスターページ
https://allstar.wjbl.org/vote/2022/

 

☆ファン投票途中経過
※2021年11月21日現在のWeb投票のみの集計
※個々の表記はポイント順位、名前(所属、背番号)、獲得ポイント


《EAST》
ENEOS、富士通、シャンソン、東京羽田、日立ハイテク、新潟、アランマーレ秋田より選出

1 町田瑠唯(富士通#10) 5,274
2 篠崎 澪(富士通#11) 3,668
3 宮澤夕貴(富士通#52) 2,924
4 林 咲希(ENEOS#7) 2,408
5 宮崎早織(ENEOS#32) 2,225
6 渡嘉敷来夢(ENEOS#10) 2,152
7 オコエ桃仁花(富士通#99) 1,549
8 藤岡麻菜美(シャンソン#0) 1,406
9 本橋菜子(東京羽田#12) 1,344
10 軸丸ひかる(東京羽田#10) 1,205


《WEST》
トヨタ自動車、トヨタ紡織、デンソー、三菱電機、山梨QB、アイシンより選出

1 髙田真希(デンソー#8) 3,780
2 赤穂ひまわり(デンソー#88) 3,676
3 東藤なな子(トヨタ紡織#8) 2,982
4 三好南穂(トヨタ自動車#12) 2,815
5 馬瓜エブリン(トヨタ自動車#0) 2,791
6 長岡萌映子(トヨタ自動車#2) 1,961
7 本川紗奈生(デンソー#6) 1,724
8 馬瓜ステファニー(トヨタ自動車#33) 1,395
9 山本麻衣(トヨタ自動車#23) 1,318
10 渡邉亜弥(三菱電機#45) 1,230


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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