月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.11.18

馬場雄大(Gリーグ、テキサス・レジェンズ)の活躍に、アソシエイトHCのネルソン・テロバが高評価のコメントを発信

 今シーズンの活躍の場所をNBAのダラス・マーベリックスと提携するGリーグチームであるテキサス・レジェンズで得た馬場雄大が、ハイレベルなパフォーマンスで評価を高めている。日本時間11月17日(北米時間16日)に行われたメキシコシティ・カピタネス戦では、2本の3Pショットを含むフィールドゴール7本とフリースロー1本のすべてを成功させてシーズンハイの18得点を記録。得点以外でも4リバウンド、7スティールでレジェンズの127-114の勝利に大きく貢献し、この試合の最優秀プレーヤーに選出された。


レジェンズは開幕からの5試合で3勝2敗(勝率.600)。馬場はそのすべてに出場して平均11.2得点、フィールドゴール成功率73.3%、3P成功率46.2%、フリースロー成功率100%、2.4リバウンド、0.8アシスト、2.6スティールとオールラウンドに好成績を収めている。レジェンズには平均20得点以上を記録している得点源が4人いるが、馬場の存在感は別の方向性で非常に大きい。フィールドゴール成功率はチームトップで、3P成功率も4位とオフェンス面と堅調な上、スティールもチームトップと攻守に渡り貢献できている。

 


コーチ陣からの信頼はチーム3位の平均30.8分出場時間という数字にも表れている。アソシエイトHCを務めるネルソン・テロバは、ツイッターで馬場の最優秀プレーヤー選出に関するレジェンズの投稿をリツイートしながら、「(馬場を)コーチし、プレーするのを見るのは喜び」とメッセージを投稿し、馬場を絶賛した。テロバは馬場の一つ一つの行動にバスケットボールとチームを大切にする思いが現れていると記し、「恐れ知らずのディフェンダー(Fearless defender)」という言葉も添えている。


海外で過ごす4シーズン目、念願のNBAへのコールアップに向け期待が膨らむ活躍と評価だ。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



PICK UP