月刊バスケットボール5月号

吉井裕鷹(アルバルク東京)がゲームハイの15得点、男子日本代表がW杯予選Window5でカザフスタンに快勝


ゲームハイの15得点を挙げた吉井裕鷹(写真/©FIBA.WC2023)

 

 10月14日にFIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window5のカザフスタン戦に臨んだ男子日本代表が、アウェイで81-61の勝利をつかんだ。吉井裕鷹(アルバルク東京)の15得点を筆頭に4人が2桁得点を記録。接戦となった序盤に富樫勇樹(千葉ジェッツ)、須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、ルーク・エバンス(ファイティングイーグルス名古屋)らの攻守の奮闘でゲームを作ると、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)らのプレッシャー・ディフェンスも奏功して第2Q以降勢いを増し、一時は31点差をつける快勝となった。

 


河村勇輝はスティール4本がゲームハイ。プレッシャーの高いディフェンスがこの試合でも威力を発揮した(写真/©FIBA.WC2023)


日本は3日前のバーレーンとの対戦に続きチームのまとまりを感じさせる戦いぶり。この勝利で通算成績を5勝5敗の五分に戻し、同じく5勝5敗のカザフスタンを得失点差で上回りグループFの4位に上昇した。


カザフスタン 61(14 13 19 15)
日本 81(16 29 28 08)
日本のトップパフォーマー
吉井裕鷹(アルバルク東京) 15得点、フィールドゴール成功率60.0%、2リバウンド、1スティール
河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ) 13得点、2リバウンド、4アシスト、4スティール
張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ) 11得点、フィールドゴール成功率50.0%(すべて3Pショットで4本中2本成功)、4リバウンド、2アシスト、1スティール
ルーク・エヴァンス(ファイティングイーグルス名古屋) 11得点、フィールドゴール成功率60.0%、3P成功率50.0%(2本中1本成功)、7リバウンド、2ブロック
富樫勇樹(千葉ジェッツ) 9得点、フィールドゴール成功率50.0%(すべて3Pshととで6本中3本成功)、4リバウンド、7アシスト、1スティール

 


日本はWindow6での2試合を残しようやく通算成績を五分に戻すことができた(写真/©FIBA.WC2023)


☆トム・ホーバスHCの試合後のコメント
「勝つことができてうれしいです。日本からバーレーンへ、バーレーンからここへと長旅の後でしたから。今日は第3Qまでの気迫が良かったです。カザフスタンは強い相手で、誇りをもって向かってくるので簡単な試合にはならないとわかっていました。気迫で相手のフィジカリティーとアグレッシブなディフェンスに対抗できるかどうかがカギでした。今夜の出来はいろんな部分で良かったです。第4Qに3Pショットを決められ、ターンオーバーを連発してしまいましたが、勝てたことがとにかく良かったです」
“Just really happy we got a win. It’s been a long trip for us from Japan to Bahrain and Bahrain to here. I really liked our energy for three quarters. We knew that Kazakhstan is a strong team. They have a lot of pride and we knew they were not gonna..., be easy game for sure. We really keyed our energy not losing to the physicality and aggressive defense. And I really liked a lot of the stuff we did tonight. The 4th quarter, Kazakhstan hit threes and forced us in a bunch of turnovers, we had to clean that stuff up. But really happy we got the win. That’s the bottom line.”

©FIBA.WC2023



PICK UP