月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.11.11

八村 塁がシーズンハイの23得点 - ウィザーズは桜のユニフォームでマーベリックスを撃破

 八村 塁(ワシントン・ウィザーズ)のパフォーマンスがいよいよ勢いを増してきた。日本時間11月11日(北米時間10日)にホームのキャピタルワン・アリーナで行われたダラス・マーベリックスとの一戦で、八村は今シーズン初の20得点越えとなる23得点、8リバウンドを記録し、ウィザーズの113-105の勝利に大きく貢献した。

 


八村はこの試合で25分50秒プレー。フィールドゴールは14本中9本を成功させ(3Pショットは4本中2本成功)、フリースローは3本すべてを決めた。得点はシーズンハイで、8本つかんだリバウンドも今シーズン3番目に良い数字。20得点越えは今シーズン初めてだが、2桁得点は12試合で10度目に到達している。

 

 ウィザーズのリーディングスコアラーは、第4Qの11得点を含め36得点のカイル・クーズマ。クーズマは11リバウンド、6アシスト、1スティールも記録した。また、第4Qにマーベリックスの勢いを止める豪快なブロックショットやスラムダンクを成功させたダニエル・ギャフォードの活躍も光った。ここまでいまひとつ波に乗れずにいたウィザーズだが、3日前のシャーロット・ホーネッツ戦に続く連勝で通算成績を6勝6敗の五分に戻し、成績も上向いてきている。

 


この試合は、キャピタルワン・アリーナのコートを桜の花をテーマとするデザインにして開催された。ウィザーズのユニフォームも桜の花をテーマとする“ブルーム・シティー・エディション”。ホームタウンのワシントンD.C.に日本から贈られた桜が広がっていることから、日米友好のシンボルとなっている桜をフィーチャーした夜に、日本出身の八村の活躍が花を添える形となった。

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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