月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.11.10

「ユウタに帰ってきてほしい」 - 渡邊雄太(ネッツ)についてジャック・ボーンHC語る

 日本時間11月10日(北米時間9日)にブルックリン・ネッツの正ヘッドコーチへの昇格が発表されたジャック・ボーンが、当日のニューヨーク・ニックスとの試合前会見にその立場となってから初めて登場した。その中でボーンHCは、2日前のダラス・マーベリックス戦で左足首をネンザした渡邊雄太の復帰見込みについて、以下のようにコメントした。


「私はユウタに帰ってきてほしい。それが復帰へのステップの始まりです。彼は今日MRIを受けました。うれしいことに重症ではなかったので、ここ数日の間に前進できるといいなと思っています。ダラスでは彼にいてほしかったですね。彼がいなかったからロイス(オニール)が40分プレーすることになりました。ユウタはさまざまなことができるとても役立つ存在です」
“I’m missing Yuta. That’s the first part of that timeline. He had MRI today. And good thing it's not so severe. So, hopefully next couple of days get into progress but…. We missed him in Dallas, you know. We end up playing Royce 40 minutes because of that. So, Yuta has been really a utility person for us and able to serve in a lot of roles.”


なお、渡邊はNBAのインジャリーレポート上の記述は「Left Ankle; Sprain(左足首ネンザ)」となっている。ソーシャルメディアでは渡邊が自力で歩いてコートに立ち、ごく軽いシューティングを行う姿も発信されてきた。またニックス戦のベンチの後ろで私服で観戦し、ベンチに戻ってくるプレーヤーたちを笑顔で迎える姿も見られている。

 

 


ネッツはこの日の試合で、29得点に12リバウンド、12アシストのトリプルダブルを記録したケビン・デュラントを中心にチーム全体で良い連係を見せ、108-82でボーンに正ヘッドコーチ就任初戦で初勝利をプレゼントした。シーズン通算成績は5勝7敗(勝率.417)。特にボーンが指揮を執るようになってからの5試合は3勝2敗(勝率.600)と勝ち越している。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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