技術&戦術

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2022/10/29

日本代表・林咲希が3Pシュート高確率の秘けつを伝授&自身の3Pシュートを解説! ここ一番で入る3Pシュート(2) [リバイバル記事]

 

【3Pシュート成功率40%を超える林咲希が自身のテクニック&考え方を紹介】

 

東京オリンピック2022、女子日本代表が世界を驚かせたことは記憶に新しい。史上初の銀メダル、その快挙を成し遂げるに当たり、大きな武器となったのが「3Pシュート」である。今やインサイドの人間でも打つことが当たり前になりつつある「3Pシュート」の確率を上げることは、すなわち勝利を近づくということ。いかにして成功率を高めるか? そのテクニック、考え方を紹介していこう。前回に引き続き、東京2020オリンピック、昨シーズンのWリーグで40%を超える3Pシュート成功率を叩き出した林咲希(ENEOSサンフラワーズ)が自身の考え方について解説。

 

※『月刊バスケットボール』2021年12月号に掲載したものを再編集した記事になります

 

※はやし・さき/所属:ENEOSサンフラワーズ/生年月日:1995年3月16日/身長173cm/福岡県出身/ポジション:GF/精華女高→白鷗大/2016年インカレ優勝、2017年ユニバーシアード準優勝、2021年東京2020オリンピック準優勝

 

【画像(12枚)】林咲希が自己解説した「キャッチ&3Pシュート」の連続写真はこちら

 

【前の記事】日本代表・林咲希が3Pシュート高確率の秘けつを伝授! ここ一番で入る3Pシュート(1) [リバイバル記事]

 

〈Question 3

3Pシュートを武器にしたい中高生へのアドバイス

 

林選手のように3Pシュートを武器にしたいと思っている中高生へのアドバイスをお願いします。

 

〈Hayashi’s Answer 3

自分のシュートを見付けることが一番大事。また『3Pシュートを打つのが楽しい』と思うことも大切

 

まずは、自分のシュートを見付けることが一番大事だと思います。誰かのシュートをマネするというよりは、自分が一番打ちやすいシュートを見付けることだと思います。また、2Pシュートと3Pシュートのフォームをあまり分けないようにした方がいいと思います。2Pシュートはこのシュート、3Pシュートはこのシュートではなく、流れでどちらも打てるようなシューティングをすべきだと思います。私も、3Pシュートだけでなく、リング下からミドルの間、ミドル、ミドルから3Pラインの間といろんな場所から何本も自分のシュートを打つ練習をしました。それが自然と体に染みついて、今のシュートにつながっていると思います。

 

あとは、しっかりリングに正対すること。体がリングに対し斜めになっていると本当に入らないので、上半身から股関節、膝周りをしっかりリングに正対させることが大事だと思います。

 

さらに、『3Pシュートを打つのが楽しい』と思うことも大切です。その気持ちがあれば、どれだけでも練習できると思います。試合中、隙があれば打つくらいの自信を付けるには、練習量や質が大事になってくるので、3Pシュートを打つのが楽しいと思うことは大事だと思います。

 

【Hayashi’s Technical Point】口元より少し下にボールをセット

3Pシュートを打つときに、特に意識しているのはボールをセットする場所です。口元より下に持ってくるとフィットする感じがあり、そこに持ってきてジャンプ。持ってきて放つという感じで、特にボール軌道などは意識していません。

 

 

〈Question 4

プレッシャーのかかる場面ではどんなことを考えていますか?

 

東京2020オリンピックでは、初戦(予選ラウンド第1戦)のフランス戦で3Pシュートを5本打って3本成功(60%)。激戦となり1点差で勝利した決勝トーナメント準々決勝のベルギー戦では、4Q最終盤に83-85とビハインドでしたが、残り15.2秒で林選手が決勝点となる3Pシュートを決めて逆転勝ち。続く準決勝のフランス戦でも2本打って2本とも決めるなど、ものすごい勝負強さを発揮しました。プレッシャーのかかる場面ではどんなことを考えているのですか?

 

〈Hayashi’s Answer 4

これまで応援してくれていた人たちの顔を打つ瞬間に思い浮かべると、オリンピックのプレッシャーを感じずに打てました

 

初戦となった予選ラウンドのフランス戦では、本当に迷いなく打つことが大事だと思っていました。3Pシュートはベースラインから打ったのが1本目だったと思いますが、自分のシュータープレーだったので打つと決めていて、入る入らないとかは全然考えていなくて、本当に流れのまま打ちました。それが入ったので『調子は悪くないかな』と思いました。

 

プレッシャーがかかった場面では、これまで応援してくれていた人たちの顔を打つ瞬間に思い浮かべていました。そうしたらオリンピックのプレッシャーを感じずに打てることを実感したんです。予選ラウンドでは、本当に地元の人の顔や、自分の気分が上がる人たちの顔を思い浮かべて打っていました。決勝トーナメントは本当にプレッシャーが大きかったですが、打つ瞬間に、このチームで勝ちたいという気持ちと、みんなが喜んでいる笑顔とか雰囲気をイメージしていました。

 

 

▼林咲希が自己解説!

「キャッチ&3Pシュート」

 

調子が悪い時期だったのですが、このシュートは打った瞬間に『あ、入ったな』という感じでした(※林選手が解説する連続写真は下のリンクよりアクセスを)。結構高めのアーチだったと思います。キャッチするときは右足重心ですが、私の場合、右足でもらったときは右側で体をしっかり支えないとシュートがズレることが多くなります。なので、股関節を引き込むことを意識しています。

 

※写真は2021年6月13日の国際強化試合 三井不動産カップ2021対ポルトガル戦でのもの

 

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