月刊バスケットボール5月号

NBA

2022.10.29

八村 塁が4試合連続2桁得点もウィザーズは今シーズン2敗目

 日本時間10月29日(北米時間28日)に、ワシントン・ウィザーズがインディアナ・ペイサーズをホームのキャピタルワン・アリーナに迎えて行われた一戦で、八村 塁が10得点、5リバウンド、1ブロックを記録した。ウィザーズは試合には敗れたが、八村はこれで4試合連続2桁得点。これは昨シーズンには一度しかなかった(北米時間3月9日のロサンゼルス・クリッパーズ戦から同25日のデトロイト・ピストンズ戦までの10試合連続)ことだ。リバウンド数は開幕初戦と並ぶシーズンハイ・タイの数字。相手のガードフォワード、ベネディクト・マサリンのレイアップを豪快に弾き飛ばした第3Qのブロックショットを含め、好調ぶりをうかがわせている。

 


この試合での八村も、3本成功させたフィニッシュで多才なスキルを披露した。前半のフィールドゴールは左ウイングからドリブルドライブを仕掛け、ディフェンダーを押し込んだ後アップ&アンダーと呼ばれる動きからリバースレイアップを成功させた。第3Qの2本目のフィールドゴール成功は、速攻でフロントランナーとなり、ゴール下に空いたスペースを見つけて素早く切れ込んだところでブラッドリー・ビールからパスを受けてのイージーレイアップ。最後の3本目は、右ウイングのミドルエリアで身長211cmのビッグマン、マイルズ・ターナーと1対1となり、ドリブルで揺さぶってプルアップジャンパーを成功させた。

 


この日は敗れたウィザーズだが、開幕からの5試合は3勝2敗と勝ち越してイースタンカンファレンスの6位につけている。八村のアベレージは平均11.0得点がチーム4位、4.2リバウンドはビール、デニ・アブディヤ、モンテ・モリスと並ぶチーム3位タイという数字だ。


ウィザーズは日本時間10月31日(月=北米時間30日[日])の次戦で勝率で並んでいるボストン・セルティックスと対戦する。


(月刊バスケットボール)



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