月刊バスケットボール5月号

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2021.10.04

安間志織(アイスフォーゲルUSCフライブルク)、3試合連続2ケタ得点でドイツ女子ブンデスリーガ開幕3連勝

 ドイツ女子バスケットボールのトップリーグ、ブンデスリーガで10月3日、安間志織が所属のアイスフォーゲルUSCフライブルクでの3試合目となるメディカルインスティンクト・ファイルヒェンBG74ゲッティンゲン戦に出場。チームは74-70で勝利し、これで開幕から無傷の3連勝となった。


アイスフォーゲルは現時点で得失点差によりリーグ4位。この日は2連勝同士の上位対戦で、ライバルを倒す価値ある勝利だった。


スターターのポイントガードとして定着した安間はこの日もティップオフからコートに立ち、公式スタッツが発表されていない時点での手元集計では15得点、6アシスト、4リバウンド、2スティールの活躍。5人制、3x3の両方でドイツ代表に選ばれているポイントガード、ジェニファー・クラウダーとマッチアップする時間が長く、簡単な試合ではなかったが、特に29-42と13点を追いかける状態でスタートした後半に得点とアシストを量産し、チームに勢いをもたらした。


安間の右ウイングからのミドルジャンパーで51-61と10点差に追い上げて第3Qを終えたアイスフォーゲルは、最終クォーターの出だしからアグレッシブさが増し、開始から3分間で57-63と6点差に詰め寄った。この流れの中で、安間はフルコート・プレスでクラウダーのターンオーバーを誘い、身長192cmのセンター、ヨハンナ・リナ・ガーリンガーのゴール下での得点をおぜん立てする鋭いパス、さらに左コーナーからのミドルジャンパーで自らも得点するなどチームリーダーらしく貢献。残り3分に突入してからも、66-69から同点に追いつくポーリン・マリー・マイヤーの3Pショットと、70-69から73-69へと突き放すチームメイトの3Pショットをアシストし、さらに自らフリースロー1本とスティールで勝利を確定させた。


安間はアイスフォーゲルの3試合すべてにスターターとして出場し、2ケタ得点で勝利に貢献している。


文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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