月刊バスケットボール5月号

女子U18日本代表、前回の覇者中国下して3連勝で準決勝進出決定 - FIBA U18女子アジア選手権大会2022

 9月8日にグループラウンド最終日を迎えたFIBA U18女子アジア選手権2022(ディビジョンA)で、女子U18日本代表が中国と対戦。54-49の僅差で第4Qを迎えた日本は、クォーター序盤の攻勢で一気に突き放し、最終的に76-59と17点差をつけて快勝を収めた。


3連勝の日本はグループB首位として準決勝進出が決定した。また、グループBではチャイニーズ・タイペイ(2勝1敗)と中国(1勝2敗)が準決勝進出決定戦に進み、インドネシア(3敗)の敗退が決まっている。


後半開始早々に19点リードした日本は、クォーター終了までに14点詰められいやな雰囲気で最終クォーターに突入した。しかし都野七海(大阪薫英女学院高校3年)が3Pショットとレイアップで5連続得点を記録して59-49と点差を2桁に戻すと、相手に3Pショットを1本返された後も山本遥香(立命館大学1年)の3Pショットと、再び都野のフィールドゴールで5連続得点を奪い、64-52として流れを引き寄せた。


すると今度は横山智那美(桜花学園高校3年)が鋭いドライブからダブルクラッチの難しいリバースレイアップを成功させる。さらに日本は、山本のスティールから横山が速攻で得点し68-53。以降主導権を渡すことなく試合終了の瞬間を迎えた。

 


安定したプレーメイクの横山智那美は、ともにゲームハイの19得点と5アシスト(写真/©FIBA.U18Asia)

 


☆FIBA U18女子アジア選手権大会2022グループB日本試合結果(9月8日)
中国 59(14 11 24 10)
日本 76(18 24 12 22)
横山智那美(桜花学園高校3年) 19得点、フィールドゴール成功率56.3%、5リバウンド、5アシスト、1スティール、1ブロック
八十川ゆずゆ(筑波大学 1年) 12得点、3P成功率40.0%(5本中2本成功)、2リバウンド、1アシスト、1スティール
佐坂光咲(白鷗大学 1年) 11得点、3P成功率42.9%(7本中3本成功)、3リバウンド、2アシスト、1スティール
都野七海(大阪薫英女学院高校3年) 11得点、8リバウンド、5アシスト、2スティール、1ブロック
森 美麗(桜花学園高校3年) 10得点、2リバウンド、1ブロック
古谷早紀(筑波大学1年) 2リバウンド、2スティール
山本遥香(立命館大学1年) 7得点、3P成功率66.7%(3本中2本成功)、8リバウンド、1アシスト、1スティール、2ブロック

公式ボックススコア


 


都野は第4Q序盤に、チームに良い流れを呼び込む5連続得点で勝利に貢献した(写真/©FIBA.U18Asia)


なお、グループAではオーストラリアが3連勝で日本と同じく準決勝進出を決め、韓国(2勝1敗)のグループ2位も確定。ただし、日本の試合が終わった時点ではニュージーランドとインドの順位が確定していない。


中国対日本試合映像(FIBA公式YouTubeチャンネル)


(月刊バスケットボール)



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