月刊バスケットボール6月号

MORE

2022.09.02

東アジアスーパーリーグ(EASL)、バスケットボール界の次世代スター選手育成プログラム「Stars of Tomorrow」を設立

 今年10月に創立初シーズン開幕を迎えるアジア最高峰バスケットボールリーグ、東アジアスーパーリーグ(East Asia Super League、以下EASL)が、アジアのトップユースプレーヤー向け育成プログラムとしてスターオブトゥモロー(Stars of Tomorrow)を設立することが明らかになった。2023年のオフシーズンから、アジア地域全体のU-22カテゴリーの育成を目的に、トッププロプレーヤーや有力コーチの協力の下、育成プログラムや試合の開催に取り組んでいく。

 

 このプログラム設立に際し、元NBAでロサンゼルス・レイカーズ時代の2009-10シーズンにチャンピオンシップ・リングを獲得したメッタ・ワールド・ピースがEASLアンバサダーに就任。「本プログラムは、次世代のスター選手を育成ために最適な環境であると感じています。プログラムを通して育まれる仲間との絆や、競争意識は今後選手たちの大きな糧になることでしょう」とコメントを寄せている。

 


6月の組み合わせ抽選会に姿を見せたメッタ・ワールド・ピース(左から2番目)

 

 EASLがアジアのバスケットボール界のさらなる発展と新たな才能の育成に貢献するために設立したこのプログラムでは、各地域から選ばれたU-22のユースプレーヤーが、プロレベルで実際に行われている練習メニューやトーナメント形式の練習試合などを通して実践的な技術を高める。コート外でも現役トッププレーヤーや引退したレジェンド、コーチ陣による対話型授業や、EASLのNBAアンバサダーが登場するイベントなどが企画され、ハイレベルな実績を持つ人材からの知識吸収の機会が用意される。

 


こうした活動を通じて、ユースプレーヤーたちはバスケットボールの技術的な成長のみならず、世界のトップレベルで活躍するために必要な豊かな人間性も養うことができる。EASLはこれまでにもトップレベルのコーチングやレフェリング、その他トレーニングプログラムをFIBAと共同で開催した実績を持っており、このプログラムにもすでにアジア各国の現役トッププレーヤーやコーチ陣から参加希望の声が届いているという。そうしたプレーヤーやコーチがかかわりやすいようにと、Stars of Tomorrowはトップリーグのオフシーズンで開催されるとのことだ。


(月刊バスケットボール)



PICK UP