月刊バスケットボール6月号

バスケットボール男子日本代表、イランとのアウェイゲームは帰化枠タレントなしで挑戦 - W杯アジア地区予選Window4

 バスケットボール男子日本代表が、日本時間8月26日深夜にテヘラン(イラン)で行われるFIBAワールドカップ 2023アジア地区予選Window4のイラン対日本の一戦に臨む。登録メンバーは11人。今回も小柄でスピード感に満ちたポイントガード3人が含まれ、仙台にイランを迎えて開催されたSoftBankカップ2022で活躍した馬場雄大の名もある。

 

 一方で、候補の段階では名を連ねていたニック・ファジーカスら帰化枠からのプレーヤーと、渡邊雄太は登録されていない。また、合宿中の負傷により岸本隆一(左胸鎖関節捻挫、全治約1〜2週間)とコー・フリッピン(左内側側副靱帯損傷[I度]、全治約2週間)がWindow4の代表活動から離脱した。


今回のイラン遠征では、アメリカ政府がイランへの「渡航禁止」を定めていることなどからトム・ホーバスHCに代わって佐々宜央HC代行がチームを率いる。公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)が発表した登録メンバーは以下のとおりだ。

 


☆FIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window4 対イラン戦男子日本代表メンバー
■スタッフ ※プロフィール役職、名前、所属
チームリーダー 東野智弥(JBA)
ヘッドコーチ代行 佐々宜央(宇都宮ブレックス)
アシスタントコーチ 冨山晋司(JBA)
スポーツパフォーマンスコーチ 緒方博紀(JBA)
アスレチックトレーナー 一柳武男(JBA)
サポートアスレチックトレーナー 古澤美香(JBA)
チームドクター 山本敬之(国立国際医療研究センター病院)
チームマネージャー 西村拓也(JBA)


■予備登録プレーヤー ※プロフィールは名前、ポジション、年齢、身長、体重、所属、最終学歴
#2 富樫勇樹(PG, 29) 167/65 千葉ジェッツ(モントロス・クリスチャン高校)
#6 比江島 慎(SG, 32) 191/88 宇都宮ブレックス(青山学院大学)
#17 須田侑太郎(SG, 30) 190/87 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(東海大学)
#18 馬場雄大(SG, 26) 195/90 所属なし(筑波大学)
#19 西田優大(SG, 23) 190/90 シーホース三河(東海大学)
#20 寺嶋 良(PG, 24) 179/77 広島ドラゴンフライズ(東海大学)
#32 シェーファー アヴィ幸樹(PF, 24) 206/106 シーホース三河(ジョージア工科大学)
#33 河村勇輝(PG, 21) 172/68 横浜ビー・コルセアーズ(東海大学)
#43 永吉佑也(PF, 31) 198/115 ライジングゼファー福岡(青山学院大学)
#71 井上宗一郎(PF, 23) 201/105 サンロッカーズ渋谷(筑波大学)
#91 吉井裕鷹(SF, 24) 196/94 アルバルク東京(大阪学院大学)
平均: 身長/体重=189.5cm /89.5kg 年齢=26.1歳


日本は7月のFIBAアジアカップ2022でイランに敗れたが、8月のSoftBankカップ2022では2連勝している。イランについては12人のロスターは発表されており、アジアカップで苦しめられた元NBAビッグマンのハメッド・ハッダディー、2013年のNBAドラフト2巡目24位(全体54位)でワシントン・ウィザーズから指名を受けたフォワードのアーサラン・カゼミのほか、来日メンバーにも含まれていたベナム・ヤクチャリ、モハマッド・ジャムシディらが名を連ねている。

 


サイズに加えてオールラウンドなスキルの高さを持っている身長218cmのハメッド・ハッダディーもロスター入り。日本にとっては大きな挑戦であり、かつ強化の観点から貴重な機会を提供する試合になりそうだ(写真/©FIBA.AsiaCup2022)

 

 Window4における日本はイランとの試合を終えた後、週明けの8月30日(火)にカザフスタンを沖縄アリーナに迎えて第2戦を戦う。


日時: 8 月 25 日(木) 日本時間 25:00 試合開始予定
会場: アザディバスケットボールホール(テヘラン[イラン])
対戦: イラン(HOME) vs 日本(AWAY)
放送: BS 日テレ 日本時間 25:00~ <生放送>
配信: DAZN 日本時間 25:00~ <LIVE 配信>
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(月刊バスケットボール)



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