月刊バスケットボール6月号

5人制男子FIBA世界ランキング、日本は35位に上昇

 FIBA(国際バスケットボール連盟)が8月12日、男子版の最新世界ランキングを発表した。8月9日付のこの最新版で、日本は順位を7つ上昇させ35位につけた。上昇幅はトップ50ではスロベニアに次いで大きい。

 

 ただしアジア・オセアニアの中では7番目。FIBAワールドカップ2023、パリ2024を見据えて、今後さらなる急速な進歩が必要であることを強く認識させるランキングと言える。

 

☆FIBA世界ランキングトップ10
1位 アメリカ
2位 スペイン
3位 オーストラリア(アジア・オセアニア1位)
4位 スロベニア
5位 フランス
6位 セルビア
7位 アルゼンチン
8位 イタリア
9位 リトアニア
10位 ギリシャ

 

☆アジア・オセアニア勢ランキング上位
22位 イラン
25位 ニュージーランド
28位 中国
29位 韓国
31位 フィリピン
35位 日本

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☆トップ50における大幅な上昇(+5以上)
スロベニア 16位→4位(+12)
日本 42位→35位(+7)
ドイツ 17位→11位(+6)
ウルグアイ 45位→40位(+5)

 

☆トップ50における大幅な下降(-5以上)
クロアチア 14位→21位(-7)

ロシア 9位→14位(-5)

 

最新のFIBA世界ランキングで順位を7つ挙げた男子日本代表。世界の厳しさを肌で実感しながら、前進することはできた(写真/©fiba.basketball)


FIBA世界ランキングは、過去8年間におけるFIBA公認大会およびその予選会におけるすべての対戦結果を基にして算出されるランキングポイントにより、FIBA傘下の164チームを順位付けするもの。ただし今回に関しては、パンデミックの影響でオリンピックが延期となった2020年は、8年間に含まれていない。


ランキングポイントは、各試合における勝敗と点差により付与されるレイティングポイントに、試合が行われた時期に応じた比重をかけ合わせて算出される。直近の大会ほど比重が重く、東京オリンピックでの結果は5年前のリオ大会よりも比重が重くなる。また、8年間の結果を基にするので、今回の最新ランキングではロンドンオリンピックの結果が考慮対象から外れた。

 

文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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