月刊バスケットボール5月号

Akatsuki Japan女子日本代表、ラトビアに快勝 - 三井不動産カップ2022(宮城大会)第1戦

 女子ラトビア代表をゼビオアリーナ仙台に招いて8月11日に行われたバスケットボール女子日本代表の強化試合、三井不動産カップ2022(宮城大会)の第1戦は、日本が力強いディフェンスでラトビアの高さを封じ、83-54で勝利した。

 

 

☆三井不動産カップ2022(宮城大会)第1戦結果
日本 83(22 17 16 28)
ラトビア 54(16 12 14 12)
日本トップパフォーマー
渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ) 15得点、フィールドゴール成功率77.8%(3Pショット1本中1本成功を含む)、5リバウンド、2アシスト、1スティール、1ブロック

本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ) 7得点、3P成功率66.7%(3本中2本成功)、1アシスト

平下愛佳(トヨタ自動車アンテロープス) 4得点、6リバウンド、4アシスト、6スティール

宮崎早織(ENEOSサンフラワーズ) 4得点、2リバウンド、4アシスト、1スティール

馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス) 4得点、1アシスト、2スティール、2ブロック

公式スタッツ

 

 

 日本は馬瓜ステファニー(トヨタ自動車アンテロープス)、髙田真希、赤穂ひまわり(ともにデンソーアイリス)、オコエ桃仁花(富士通レッドウェーブ)に安間志織(UMANA REYER VENEZIA)の5人がスターター。序盤はラトビアの高確率の3Pショットに苦しみ、第1Q残り2分42秒の時点では14-16と2点を追う立場となった。しかし、渡嘉敷のポストプレーからのレイアップで16-16と追いつくと、その得点からクォーター終了までの8-0のランで接戦を抜け出す。第2Q残り2分59秒に安間がフリースローを1本決めたところで点差は34-24と2桁に。前半は武器としたい3Pショットが15本中1本しか決められなかったが、それでも39-28とリードしてハーフタイムを迎えることができた。


ロングレンジからのオフェンスが不振だった分、日本は厳しいディフェンスでラトビアのターンオーバーを誘発させ、素早いトランジションから得点を重ねた。またハーフコートゲームでも、ペイントエリアへのアグレッシブなアタックからのフィニッシュとつなぎの展開は威力を発揮。第3Q残り6分34秒の赤穂のフィールドゴールで47-30と17点差までリードを広げると、以降やや追い上げられる時間帯があったものの主導権を渡すことなく勝ち切った。

 

 前半決まらなかった3Pショットも後半は21本中7本成功とまずまず。その中にはセンターの渡嘉敷が決めた一撃と、吉田舞衣(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)の4ポイントプレーも含まれていた。また日本は、平下の6スティールを筆頭に18本のスティールを記録し、ラトビアに33のターンオーバーを犯させた強烈なディフェンス力と、ペイントでのオフェンスの力強さ(ペイントでの得点は44-16と上回った)が光った。

 

 今大会第2戦は12日(金)にゼビオアリーナで行われる。この試合が女子日本代表にとって、FIBA女子ワールドカップ2022前に国内で行う最後の強化試合となる。


(月刊バスケットボール)



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