大学生

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2022/08/07

TSUKUBA LIVE! 筑波大、日本体大を迎えてのホームゲームで勝利ならず

 筑波大男子バスケットボールチームが、8月7日に同大キャンパス内の中央体育館(茨城県つくば市)に日本体大を迎え、「TSUKUBA LIVE!」と題してホームゲームを開催した。会場には筑波大の学生たちや教職員が詰めかけ、伝統的なライバル校同士の激突は大いに盛り上がった。

 

 この試合は、当初3月26日に異なるマッチングで開催予定だった企画の「リベンジ開催」。バスケットボールでの対戦の後には両校水球部の対戦も組まれるなど、当初の企画をアップグレードして盛大に行われた。

 

 これまで日本国内で行われてきた大学バスケットボールの一般的なホームゲームとは異なる趣向で、ホームチームである筑波大のカラーが強く打ち出された雰囲気の中での一戦だったが、勝ったのはアウェイの日本体大。前半の劣勢を跳ね返し、79-69の逆転勝利を手にした。

 

TSUKUBA LIVE! ティップオフの瞬間


☆TSUKUBA LIVE! 筑波大vs日本体大
筑波大  69(24 19 07 19)
日本体大 79(16 17 22 24)

トップスコアラー

筑波大: 三谷桂司郎18、浅井修伍13、浅井英矢12

日本体大: 小川麻斗19、石川響太郎15、西部秀馬12


 筑波大はキャプテン中田嵩基の得点で先制すると、高さのあるムトンボ・ジャン・ピエールを擁す日本体大に対してリバウンドで奮闘し優位に立った。日本体大は序盤にジャン・ピエールがアリウープ・ダンクを叩き込む豪快なプレーもあったが、筑波大は三谷桂司郎が笹山 陸からの好アシストでレイアップを決めた時点で20-7と大きくリード。日本体大も石川響太郎の2本のフィールドゴールなどで追い上げるが、第1Q終了時点ては24-16と筑波大が8点上回った。

 

三谷桂司郎のドリブルドライブ(中央から右に向かって#89楊博、#19間山 柊、#26西部秀馬)


 第2Qも序盤は筑波大のペースで、浅井英矢、岡川久輝、柳 歩夢の3連続フィールドゴールで一気に30-16と点差を広げた。しかしこのクォーター半ば以降、徐々に日本体大は小川麻斗がヒートアップ。このクォーターだけで9得点を挙げ、チームの反撃ムードに火をつける。

 

 すると第3Qには流れが一気に日本体大に傾いていった。藤田将弘HCが「前半スクリーンでズレを作られて攻め込まれたところを、ハーフタイムに調整できました」と語ったとおり、筑波大はこのクォーターで得点が止まり、日本体大は最終クォーターを55-50と5点リードして迎えることができた。


 第4Qは半ばまでは拮抗した展開が続き、残り3分を切って一度は筑波大が三谷の5連続得点で69-67とリードを奪い返す。しかしこの後、日本体大は怒涛の12連続得点。コートサイドで筑波大のプレーヤーがゴールを狙うたびに、観戦している学生たちが「入れぇ~!」とマスクの中でつぶやく声が聞こえる中、ミスショットをムトンボらが確実にリバウンド。焦りが見え始めた筑波大ディフェンスのすきをついて、日本体大は西部秀馬や小川が得点を重ね、最後は10点差をつけていた。


 筑波大はこの一戦が合宿後初めての試合。いろいろとやってきたことを確認した中で、吉田健司HCは「第3Qにディフェンスの甘さが出て相手の3Pショットとドライブで簡単に点数を取られ、自分たちのオフェンスの思い切りがなくなってしまいました」と振り返った。一方、日本体大の藤田HCは「リーグ戦に向けての準備という意味ではベストの状態で臨むことができました」とチーム作りへの手応えを感じていた様子だ。

 

 筑波大の中田キャプテンは、「ジャン・ピエールがいて速い展開を武器としている日本体大に対して、課題としているディフェンスを試せる大事な試合でした」とこの試合の意義を語る。

 

中田嵩基(左)と月岡 煕(右)のマッチアップ

 

 「ジャン・ピエールがいるときの守りは大まかにはできていたんですけど、それ以外の時間帯に同じような守り方をしてコーナーが開いてしまうパターンが出てしまいました。使い分けができていなかったかなと思います」と敗因を分析。それでも「前半の守りはすごくよかったと思います」と、こちらも手応えは得られていたようだ。

 


 ユニークなホームゲームの企画については、両チームのヘッドコーチが称賛していたことに加え、試合前後のアトラクションも含めプレーヤーたちも楽しんでいた様子だった。観客として来場した学生たちにも非常に好評。帰り際に話を聞かせてもらった学生の一人、渡辺淳之さんは「音楽がガンガンくるし、スタッフも整頓されていて、試合は負けちゃいましたけどすごく楽しめました。もっとたくさんやってこういう企画をやってほしいです!」と笑顔を見せていた。

 

渡辺淳之さん(前列右から2番目)たちのグループは、どうやら留学生を含む団体で来場したようだが、とても楽しそうな様子だった


取材・文・写真/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)

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