月刊バスケットボール5月号

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2022.08.06

町田瑠唯チームハイの5アシストもミスティックスは連勝止まる

 日本時間8月6日(北米時間5日)にイリノイ州シカゴのウィントラスト・アリーナで行われたシカゴ・スカイ対ワシントン・ミスティックス戦で、町田瑠唯が今シーズン33試合目となる出場を果たし、5アシストと1リバウンドを記録する活躍を見せた。

 


得点源のエレーナ・デレ・ダンが欠場したミスティックスは第1Qに14点差のビハインドを背負い、第4Q残り8分46秒時点で55-81と26点差をつけられる苦しい展開。そこから町田も含んだラインナップで28-12のランを展開して追い上げたが、最終的に83-73で敗れた。


スターターが思うようなパフォーマンスを見せられなかった中、町田はこの試合でも小気味よいペイントアタックから、あるいはうまくフロアバランスをとったポジショニングからパスを展開し、良いリズムでシューターのおぜん立てをした。5アシストはこの日のミスティックスではチームハイであり、プレー中のチームとしての得失点差を示す±も+6。ターンオーバー2つは残念だったが、全体としてはうまくゲームを作った。

 


町田が5アシスト以上を記録したのは今シーズン5試合目で、日本時間6月29日(北米時間28日)のアトランタ・ドリームとの一戦以来11試合ぶり。この日は19分44秒と出場時間も長くなったが、15分以上出場したのも同じドリームとの試合以来で、これは今シーズン9度目のことだった。


スカイは昨シーズンのチャンピオンで、今シーズンも首位を走っている。この日の勝利で通算成績を24勝8敗(勝率.750)とし、2位のラスベガス・エイセズ(22勝10敗、勝率.688=コネティカット・サンと同率)とのゲーム差を2に広げた。敗れたミスティックスは20勝13敗(勝率.606)で5位。この黒星でスカイとのシーズンシリーズ負け越し(1勝3敗)が決まった。しかし残り3試合すべてに勝てば、他チームの戦況によっては2位までは上昇できる可能性がある。


町田は今シーズンの通算で平均1.8得点、1.2リバウンド、2.5アシストのアベレージを残している。


(月刊バスケットボール)



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