その他の海外

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2021/08/03

東京オリンピック5人制男子バスケの最強プレーヤー8人

今大会グループラウンドで圧倒的・支配的なパフォーマンスを見せているルカ・ドンチッチ(写真/©fiba.basketball)

 

 東京オリンピックの5人制男子バスケットボールは、早くもグループラウンドの日程が終わった。日本代表の敗退は残念だが、世界のトップレベルのプレーヤーたちが一堂に会し、自国の誇りを胸に戦う姿はやはり心を動かす力がある。

 

 8月3日(火)からは、いよいよ8強が頂点を目指して激突する決勝トーナメントが始まる。その前に、グループラウンド終了時点で主要スタッツ項目のトップに立つスターたちをまとめておこう。

 

 登場するスタッツリーダーを眺めると、決勝トーナメントに登場する顔だけでなく、グループラウンドで敗退となったプレーヤーもトップに立っている。八村 塁はその一人で、チームの核として懸命に戦った爪あとが、平均出場時間1位という成績にあらわれた。

 

 ここでは1位のプレーヤーだけを特集しているが、実は同項目の2位は渡邊雄太。日本代表の1-2パンチは間違いなくチームをけん引したし、12人全員が勝算を持って今大会に臨んだことは明らかだ。出場機会がなかった渡邊飛勇がこの場にいたことが、2年後に沖縄が共同開催地となっているFIBAワールドカップ2023に向け、日本のバスケットボール界をどれだけ前進させるかも含め、楽しみしかない。

 

 日本代表についてはあらためて別の機会に特集するとして、主要スタッツ項目のリーダーを見ていこう。2021-22シーズンに群馬クレインサンダーズでプレーするオンドレイ・バルヴィンも名を連ねている。

 

平均得点、総得点、平均ブロックショット本数、エフィシェンシー1位
ルカ・ドンチッチ(スロベニア代表)
1999年2月28日生まれ スモールフォワード/201cm ダラス・マーベリックス
平均28.3得点、総得点85、平均1.7ブロック、平均エフィシェンシー34.3

 

©fiba.basketball


 アルゼンチン代表との大会初戦でオリンピック歴代2位タイの48得点を記録。チームを3連勝のグループC1位に導いた。平均10.7リバウンド、7.0アシスト、1.0スティール、1.7スティールと、今大会屈指のオールラウンダーぶりが数字にもよく表れている。

 

フィールドゴール成功率、2Pフィールドゴール成功率1位
オンドレイ・バルヴィン(チェコ代表)
1992年9月20日生まれ センター/217cm 群馬クレインサンダーズ
フィールドゴール成功率69.2%、2Pフィールドゴール成功率76.2%

 

©fiba.basketball

 

 3試合でフィールドゴール26本中18本(2Pだけなら21本中16本)成功。平均14.0得点、6.7リバウンドと堅実な貢献ぶりだった。残念ながらチームはグループラウンドで敗退だが、2021-22シーズンはB1の群馬クレインサンダーズで彼の活躍を見ることができる。

 

3P成功率1位
ジャンパオロ・リッチー(イタリア代表)
1991年9月21日生まれ パワーフォワード/201cm AJXオリンピア・ミラノ
3P成功率75.0%

 

©fiba.basketball

 

 出場は2試合のみで出場時間も平均13.6分とさほど長くないサブプレーヤーだが、3Pショットを4本中3本、2Pショットはここまで3本すべてが成功(本数が少ないためフィールドゴール成功率のランキングに出てこない)。±が+11、+9というのも高評価できるポイント。

 

フリースロー成功率1位
ジョック・ランデール(オーストラリア代表)
1995年10月25日生まれ センター/211cm メルボルン・ユナイテッド
フリースロー成功率90.0%

 

©fiba.basketball

 

 ここまでフリースロー10本中9本成功。2Pフィールドゴール成功率でも6位タイにつけている。平均13.3得点、4.3リバウンドはともにチーム2位。母国では馬場雄大のチームメイトで、所属のメルボルン・ユナイテッドのリーグ制覇に大きく貢献した。


平均リバウンド本数1位
マイク・トビー(スロベニア代表)
1994年10月10日生まれ センター/213cm バレンシア・バスケット
平均13.0リバウンド

 

©fiba.basketball

 

 高さ満点のビッグマンで、3試合で平均11.0得点を記録している。バージニア大学出身の彼に見覚えのある人もいるかもしれない。2015年11月に、当時渡邊雄太が在籍したジョージ・ワシントン大がバージニア大学を破った試合に、トビーも出場していた。

 

平均アシスト本数1位
トーマス・サトランスキー(チェコ代表)
1991年10月30日生まれ ポイントガード/201cm シカゴ・ブルズ
平均8.7アシスト

 

©fiba.basketball


 チェコはグループラウンド敗退となってしまったが、サトランスキーはリッキー・ルビオ(スペイン代表)やドンチッチという有能なプレーメイカーを抑えて、アシスト部門でトップに立った。平均得点も10.7と2ケタに乗せている。


平均スティール本数1位
マティース・サイブル(オーストラリア代表)
1997年3月4日生まれ ガード/196cm フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
平均3.3スティール

 

©fiba.basketball


 タレントぞろいのオーストラリア代表にあって、今大会は得点面(平均6.0得点)でさほど目立ってはいないものの、ディフェンスで数字を残している。オフェンスも不調なのではなく、フィールドゴール成功率58.3%、3P成功率50.0%と効率よい貢献ぶりだ。


平均出場時間1位
八村 塁(日本代表)
1998年2月28日生まれ スモールフォワード/203cm ワシントン・ウィザーズ
平均37.6分

 

©fiba.basketball


 日本代表欠かせない存在だったことをこの項目1位という成績が如実に物語っている。平均22.3得点はもちろんチームトップ。大会屈指の得点力を見せた2試合目、スロベニア代表相手に記録した34得点は、1試合の得点ではルカ・ドンチッチの48得点に次ぐ今大会2位だ。

 

☆大会公式スタッツリーダーページ(英語)

http://www.fiba.basketball/olympics/men/2020/playerstats

 

文/柴田 健(月バス.com)

(月刊バスケットボール)

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