月刊バスケットボール5月号

U17女子日本代表、ベルギー戦後のコメント集 - FIBA U17女子ワールドカップ2022グループラウンド最終日

 デブレツェン(ハンガリー)で開催されているFIBA U17女子ワールドカップ2022のグループラウンド最終日(7月12日)に、ベルギーと対戦して57-60で惜しくも敗れたU17女子日本代表の薮内夏美HC、上野心音(聖和学園高校3年)、八木悠香(京都精華学園高校2年)の3人からコメントが届いた。


薮内夏美HC


(写真/©FIBA.U17WWC2022)

――リバウンドについての感想
ディフェンスのポイントとして第1Qから激しくやるのを前提としたので、相手もかなりタフショットが増えました。しかし第2Qにアジャストされ、私たちがリバウンドをしにくいセットや、相手のビッグに対するボックスアウトを徹底しきれなかったことで劣勢になってしまいました。


――ペイントでのフィニッシュの難しさについて
フィニッシュに関してはチームを作ったときから一番の課題にしていました。予想以上に強い、長いサイズの問題で選手たちはかなり気にしている部分があったと思います。惜しいところ…。しかたがないところもあります。


――アシスト数、ボールと人のムーブについて
アシスト数(の目標)は特に設定もしておらず、私としては気にしてはいません。ただ、ボールムーブと人のムーブは今日のゲームの課題だったので、選手たちが改善してくれて良い流れがたくさん出ていました。さらに息があってくれば、アシストも増えてくると期待しています。


上野心音 22得点、フィールドゴール成功率64.3%、3P成功率50.0%(6本中3本成功)、3リバウンド、1アシスト


(写真/©FIBA.U17WWC2022)

――この試合でうまくいったところ
シュートタッチも良かったし、最後まで集中してプレーできていたのが一番大きいです。前の試合も負けて、点もあまり獲れなかったし、くやしかったのでやってやろうという気持ちで頑張りました!


――次戦に向けて
ディフェンスは今日も頑張っていたけど、とりきれたところが少なかったので、そこから速攻を出してバンバン点数を獲れるようにディフェンスからみんなで頑張りたいと思います。



八木悠香 18得点、フィールドゴール成功率54.5%、10リバウンド、3スティール


(写真/©FIBA.U17WWC2022)

――この試合でうまくいったところ
ウイングでボールをもらうことを意識して、ピックがきたときにスイッチしてくるから、スピードのミスマッチを突いて中に攻めることとかができていました。ディフェンスではハンドワークを生かしてカットもできて、よかったです。


――次戦に向けて
個人的にはドライブに行ったときに、自分より身長の高い相手に何回もブロックされたので、最後のフィニッシュをもっと工夫したいです。チームでは、今日はディフェンス面は普通に良かったので、そのままそれを継続することです。


取材・文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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