月刊バスケットボール5月号

U17女子日本代表、開催国ハンガリーに24点差で敗れる - FIBA U17女子ワールドカップ2022大会第2日

 7月9日に開幕したFIBA U17女子ワールドカップ2022(ハンガリー開催)で、U17女子日本代表は大会第2日に(日本時間11日未明)に開催国ハンガリーを相手にグループラウンドの第2戦に臨み、55-79で敗れた。日本は第1Qを18-19と1点のビハインドで終えたが、試合を通じて相手のペイントでの得点を抑えることができず、この項目で10-40と圧倒された。また、3Pショットも高確率で決められ(試合を通じて21本中10本成功の47.6%)徐々に点差を離される展開となった。


この試合を終えて1勝1敗の日本は、グループAの3位。次戦は1日空けて7月12日(火=日本時間13日[月]未明)に行われるグループラウンド最終戦で、ベルギーと対戦することになっている。

 

チーム積極的なオフェンスでチームハイの17得点を挙げた東 紅花(写真/©FIBA.U17WWC2022)

 

 

☆FIBA U17女子ワールドカップ2022大会第2日グループA日本試合結果
日本 55(18 11 15 11)
ハンガリー 79(19 24 17 19)
日本トップパフォーマー
東 紅花(福岡大学付属若葉高校2年) 17得点、3P成功率41.7%(12本中5本成功)、1リバウンド、1アシスト、2スティール
柴田柑菜(京都精華学園高校3年) 11得点、3P成功率42.9%(7本中3本成功)、2スティール
八木悠香(京都精華学園高校2年) 8得点、4リバウンド、3アシスト、2スティール
門脇瑚羽(北越高校3年) 4得点、3リバウンド、1アシスト、3スティール、1ブロック
大上粋奈(広島県立広島皆実高校2年) 5得点、6リバウンド
下田美希(埼玉栄高校2年) 4得点、2リバウンド、1アシスト、2ブロック

 


リバウンドに食らいつく八木悠香(右)。大上粋奈(右)と二人で10リバウンドと奮闘した(左は写真/©FIBA.U17WWC2022)

 

 

☆試合後のコメント

薮内夏美HC
――ペイントでの失点が増えた要因
ハンガリーはかなりセットプレーの数が多く、その中で私たちはペイントを抑えるようなアジャストをやってきました。しかしセットプレーが複雑だったので最後までアジャストしきれませんでした。ハンガリーは昨日の試合(対ベルギー戦)で3Pショットが少なかったのですが、今日は予想を上回る数で、どうしても外に出ざるを得なくなった時間帯があり、そこで中をやられるという悪循環もありました。
――全体的に点差がついた要因
スイッチしてくるチームに対しての、私たちのボールムーブとスペーシングが良くなかったと思います。選手達には果敢に攻めようという気持ちがすごくありました。だからこそ、ボールを一度手放して隣にパスを振ってディフェンスを散らしたところでカウンターアタックを狙いたかったんですけど、指示もうまく出せず選手を混乱させた点があったかもしれません。もう一度プレーを見直して、あまり選手たちに余計な情報を与えることなく修正していきたいと思います。

 

東 紅花
――3Pショットが良く決まった理由
ディフェンスから自分の流れを作って、3Pショットも最初からリングを狙って自分のタイミングで気持ちよくたくさん打つことができたから、それで入ったと思います。最初の1本目が入ったから、自分の中でも「これは入るな!」みたいな…! 気持ち的にも上がっていって、思い切り良くを打つことができました。


取材・文/柴田 健(月バス.com)
(月刊バスケットボール)



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