月刊バスケットボール6月号

FIBA 3x3アジアカップ2022、日本は男女ともメダル獲得ならず

 FIBA3x3アジアカップ2022が7月10日に最終日を迎え、男女日本代表が決勝トーナメントに臨んだ。


プールラウンドまで4連勝と勢いづきプールD1位で準々決勝に臨んだ男子は、東京2020オリンピックでも活躍した落合知也が6得点と7リバウンドのダブルファイブ*を記録し、保岡龍斗もゲームハイに並ぶ8得点と奮闘したが、ニュージーランドに14-16で黒星を喫しメダルラウンドへの進出を逃した。対戦したニュージーランドはプールラウンドでプールBの2位で、最終的に銀メダル。日本はメダル獲得の可能性も大いにあっただけに、非常に悔しい黒星となった。


女子は準々決勝で、スリランカを相手に22-3とノックアウトで快勝を収め4強入り。しかし準決勝で、中田珠未の6得点と6リバウンドのダブルファイブ*をはじめ全員得点と全員リバウンドという奮闘も実らず中国に15-20で敗れると、3位決定戦では今大会初戦で17-15のスコアで下したインドネシアに17-21で敗れた。日本は、この試合でも永田萌絵の7得点を筆頭に全員得点と全員リバウンド。2Pショットも7本中3本を沈めて食い下がったが、相手の得点源でカナダ出身の帰化プレーヤー、キム・ピエール-ルイス(Kimberley Pierre-Louis)一人に14得点を奪われたことが大きく響き、2018年の前回大会における銅メダル獲得に続く2大会連続メダル獲得はかなわなかった。

*=5人制のダブルダブル(主要スタッツ項目2つで2桁の数字を残すこと)にあたる3x3独特の評価基準

 


全員が良く戦う姿勢を見せた女子日本代表だったが、期待された2大会連続のメダル獲得はならず(左=永田萌絵、右=今野紀花 写真/©FIBA.3x3AsiaCup)

 

☆FIBA 3x3アジアカップ2022決勝トーナメント、日本代表試合結果
男子
準々決勝 日本14-16ニュージーランド
※日本の最終順位は6位

 


準々決勝乗り越えればメダルも見えた男子日本代表、非常に悔しい黒星となった(白ユニフォーム左=保岡龍斗、同右=佐土原 遼(写真/©FIBA.3x3AsiaCup)


女子
準々決勝 日本22-3スリランカ
準決勝 日本15-20中国
3位決定戦 日本17-21インドネシア
※日本の最終順位は4位

 


最終日の3試合で2Pショットを10本中5本決め15得点(平均5.0得点)を記録した窪田真優(写真/©FIBA.3x3AsiaCup)

 

(月刊バスケットボール)



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